特養での殺人事件とロストケア

雑記ブログ

台風の被害が酷い静岡県、橋が崩落してヘリコプターで救出されて避難したニュースを見る。

無事に助かって良かったとはいえ、断水で多くの地域が不便を強いられている。

防災意識が高まって各家庭で水を確保していたりするけれど、避難を余儀なくされたらその確保している水だって充分に使えるかどうかわからないものだ。

避難する際に水までは持って行けない。

いくら防災に力を入れていてもその場ではどうなるか分からない、被害の状況が報道されるたびに気の毒なことだと思う。

「洗濯もトイレも、失って初めてありがたみに気づいた」と語る被災者の方の言葉に普段当たり前過ぎて有難みを忘れている我が身が引き締まる思いだ。

特養入居女性殺害

特別養護老人ホームに入居していた92才の女性が介護職員の50才の男性に殺害された。

犯人は殺害後、逃走し札幌で逮捕されている。

殺害の模様も20分間暴行を加え、気付けのつもりでポットのお湯をかけたとある。

殺害された女性は多数の骨折と火傷を負い、死因は脳幹の損傷によるものだという。

ネットをググると介護職員の生い立ちと銘打って逃走中の立ち寄り先などが事細かに出ている。

自分も見ている訳だがネットってすごい勢いで情報が湧き出るものだ。

犯行は恐ろしいまでの殺意があったと分かる、介護職員としてあってはならないと思う。

私自身がやがて介護される立場に近づいていると思うと、やっぱりお世話にならず孤独死できるならしたいと思うくらいだ。

それにしても犯人の菊池隆容疑者、情報だとゲイなのだそう。

今の時代、ゲイだとて特別珍しいことじゃない。そうなんだくらいに思う。

LGBTという言葉も知れ渡るようになり、ホモ、ニューハーフ、おかまと言い方はそれぞれでも何となく理解されていると思う。

たとえ自分はそうじゃなくても、色んな人がいるのがこの世の中だ。

菊池容疑者の同僚のコメントに「気の短い人だと聞いています」とあった。

菊池容疑者は一人暮らしで勤務先近くのワンルームマンションに居住、住民と交流なしトラブルなしという。

最近は近所付き合いなんてたとえ戸建てでもないに等しいから、マンションならどこでも交流なんてないだろう。

私が気になるのは被害者の女性から「バカは帰って」と言われて、菊池容疑者が「かっとなった」と動機を供述していることだ。

短期な性格と思われる人に対して、少なくともお世話になる立場にいた被害者の女性。

被害者の女性に、LGBTに対する偏見があったかもしれないけれど言ってはいけない言葉もあるはずだ。

体のどこかしらが不自由になっても言葉だけは達者だったかもしれない、想像に過ぎないのだけれど。

決して容疑者に同情する訳ではないが、言葉というのは出てしまったら終わりだから本当に気をつけなきゃいけないと思った。

そして、肉親にしろ他人様にしろなるべくお世話にならないためにもますます日々自分の体を鍛えなくてはと思う次第だ。

ロストケア

葉真中顕(まはなか あき)さんの「ロストケア」は介護の現実を扱っていて衝撃を受けた小説だった。

菊池容疑者の事件とは違って、どこか納得するような、犯人の気持ちが分かると思ったものだ。

介護を経験した人ならきっと頷くことが多いと思う。

この話は知らない間に映画になっていたようだ。

映画の「ロストケア」は観ていないが松山ケンイチさんや長澤まさみさんが出ている。

最近は映画館に足を運ぶこともなくなったから、映画情報にも疎くなって久しい。

でも映画よりも「ロストケア」は本で読んだ方がいいと思う。

グロリア

さてとこれからレンタル落ちのDVD 「グロリア」を見る。

昨日の夜から見始めたけれど時間が足りず途中で止めた。

若い頃なら、韓流ドラマを徹夜してでも最後まで見たけれど、今は無理をしない生活に切り替えているから絶対に睡眠時間を減らすことはない。

だからその代わりに本も映画も全て途中になるのが当たり前になって、記憶との勝負になっている。

これがいいことか分からないが、2時間とか何もせずに集中できる人なんてそんなにいないだろう。

さぁ、今日は最後まで見れるかな。

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