晴れの天気が続いて洗濯物は良く乾くし、布団も干せるから有り難いけれど何せ気温が高過ぎる。
風も吹いてはいるがモワッとする暑さで、せっかくの風の恩恵が感じられない。
せめて朝晩だけでも涼しくなって欲しいけれど、自然が要望に答えてくれるかどうか。
暑いのは日本全国どこでもだからここに限った事じゃないけれど、涼しい朝晩が恋しいものだ。
熱中症予防にいいと聞いて普段はあまり飲まない牛乳を今は毎日少しずつ飲んでいる。
息子に借りた本
昨日宮尾登美子さんの著書「春燈」を読み終わったけれど、次に読む予定の「朱夏」の上巻がまだ入手出来ていない。
注文後発送の連絡は来たから待つだけだが、その前に息子が高部正樹さんの本を貸してくれたから読んでいる。
タイトルは「戦友~名もなき勇者たち」というものだ。
傭兵経験が豊富な人の本ではあるが、今の日本なら戦いを志して内戦状態の地に向かうなんていう人はいるのかどうか。
確かイスラム国というテロ組織に参加しようとして公安に捕まった人がいたはずだ。
徴兵される戦争とは違って自ら志願して戦うのだから、世の中にはそういう人も少ないけれど実際にいたらしい。
そういう人は一度命をかけた戦闘体験をすると、日本に戻っても生ぬるい生活に嫌気がさして再び戦闘の地に戻って行くみたいだ。
高部正樹さんもアフガンでの戦闘を終えて(見切りをつけたらしい)一度は日本に戻ったのに、内戦が数十年続くカレン族の独立に共鳴してミャンマーに赴いている。
幸運にも生き延びて日本に戻って来たはずが、スリリングな日々を求め再び戦いの地に向かう。
そんな心境はそういった経験をした人じゃないと分からない。
戦争そのものは良くないと思うのだけれど兵士として闘うことを目的に、自ら戦地に飛び込み命がけの経験をしたら元の平凡な世界には居場所が見つけづらいらしい。
結局高部正樹さんとミャンマーで戦った日本人の戦友の3人とも命を落とし、この本は現地の3人の墓地を訪れるところから始まる。
映画「ディアハンター」でロシアンルーレットという命をもてあそぶゲームで精神に変調を来す兵士を思い出す。
高部正樹さんの本を読んでいると、生きるという命題が目の前にある人との差みたいなものを強く感じる。
平凡で何事もなく1日が終わるのが当然と思っている自分とは、全く別の世界に生きる人たちだ。
普通の生活とは違った価値観を持つ人が高部正樹さんだが、言っていることは良く分かる。
高部正樹さんから見て無気力に見える人間が多い日本ゆえに、その生ぬるさや考え方の違いは一線を画すのだろう。
息子にしたら高部正樹さんはヒーローみたいな感じかもしれない。
傭兵という聞きなれない言葉や戦場で得た戦友というのものに憧れがあるんだと思う。
息子に友人がいないことは残念だけど仕方ないし、友人がいなくても1人でも強く生きて自由を楽しんでくれたらと思う。
友人がいてもいなくても終わりは1人で迎えるものだ。
うつ病
遠野なぎこさん自宅で発見の遺体 身元特定まで「数日かかる可能性」
遠野さん宅で女性の遺体が見つかったのは3日午後。遺体の状態から死後数日が経過しているものとみられる。捜査関係者によると、遺体発見現場の状況などから事件性はないとみられる。
Yahoo!JAPANニュース
名前は良く知る方だし、ネットニュースでも見かけることはあった。
けれどこんな形でニュースになるのは驚きよりも恐れていたがこんな結果を招いたのかという感じだ。
まだ正式にはどなたの遺体かは確定していないけれど。
女優さんだし才能のある方らしく、でもいろんな病歴を抱えての芸能の仕事は酷だったと思う。
番組での発言やコメントが個性的なのが受けて起用されたとしても、出来たら静かに穏やかに暮して時が経っていたら症状が軽減していたかもしれないのにと思う。
それでなくとも芸能界は波風の多い仕事だろうし、調子よく利用されても飽きられたら終わりの世界だ。
他のネットニュースを見ると最後はブログ収入程度だったというから、それが本当なら使い捨てに近い気がする。
このニュースで知ったけれど遠野なぎこさんもアメーバブログをされていたらしい。
アメーバブログの中でも報酬があるオフィシャルブログと言われるものだ。
毎日のように坂上忍さん関係のブログやフォローしている方々のブログを見るのに、遠野なぎこさんのブログは見たことがなかった。
アメーバではトピックといってお勧めのブログが何件かホーム画面に出る。
見たくもないようなブログを勧められることがあったりする中、遠野なぎこさんのブログはトピックにあっただろうか。
遠野なぎこさんはご自身の壮絶な過去も公表して、それはもしかするとカミングアウトすることで症状の回復を図っていたかもしれない。
でも心の中は誰にも分からなくて、ご自身もつかみかねていたのかも。
ブログを見に行ったら数匹の猫を抱いて笑顔の遠野なぎこさんのブログ画面がトップを飾っていた。
ニュースによると飼い猫が行方不明だというから、癒してくれた猫もどうしてしまったか。
勝手な憶測などするものじゃないけれど、SNSも芸能界も遠ざけて静かに過ごして欲しかったしこういう人には向かない世界だったと思う。
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