休みだけど休めないような日曜日・・・今朝紋別に帰るはずだった息子におにぎりと簡単なおかずを用意して朝食も用意したものを出して準備万端のつもりでいた。
でも復旧したはずだった紋別市でまたも停電になっているらしく帰りは延びるようだ。
どこに出かけるのか息子の慌ただしく行ったり来たりの騒々しさはまだ続くようだ。
これも仕方ないと自分を納得させる・・・いやいや仕方ないなんて言ってたら紋別で寒い思いをしている人たちに申し訳ないことだ。
おにぎりとおかずは息子の昼食になる予定。
結局紋別市の停電は午後にも復旧見通しらしく息子は午後に帰って行った。
少子化がもたらすもの
せっかくのクリスマスだけど特別なことはなにもない。
「未来の年表」というシリーズの本があるそうで『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』というこれから先に起こる心配ごとが記されているようだ。
この先の未来の不安を思うと怖くて本を買う気にはなれないが、記事を読んでみた。
119番に電話しても救急車が来なくなる…人手不足と高齢化で崩壊する日本社会の「悲惨すぎる未来」
現代ビジネス
この記事によるとあと10年もしたら団塊のジュニア世代(1971~1974年生まれ)が退職期を迎え深刻な人手不足が予測されるのだそうだ。
(自分の世代は「しらけ世代」の後期にあたるらしいが、○○の世代ってちょっとわかりずらい。)
そんな事よりも困るのは少子化による働き手世代は減少するのに対して高齢化によって救急搬送される高齢者は確実に増えるということだ。
救急出動回数は増えるのに担い手不足がやがて始まる。
一人暮らしの高齢者が増えて救急車に乗せるまでに時間がかかったりと病院への収容にかかる時間が増えれば搬送する数が限られてしまう。
本当に急を要する人にまで手が回らなくなってしまうかもしれない。
今でさえコロナ禍で救急搬送の患者が病院をたらい回しにされる事もあるのにこれから先はもっと大変らしい。
そういった心配ごとが沢山書かれている本。
問題は少子化で人口減少がもう始まっていることにあるのだろう。
タクシー代わりに救急車を呼んでいた例もあったと思うけれど、これからは救急車もお金がかかる時代になるかもしれない。
IT人材
ITが進んだ世の中でもITを扱う人がいないと役に立たない。
IT業界は拡大する一方でIT技術の進化スピードが早いのに対してIT技術者の高齢化があるそうだ。
若い人が育たない理由の1つに3Kと言われる「きつい」「厳しい」「帰れない」があるそうでこれは知らなかった。
昔は「きつい」「汚い」「危険」というのがあったが、今はIT分野でもあるらしい。
ドライバー不足
アマゾンを始めオンラインショップで家にいながら手軽に買い物を出来て便利だけど、物を手にすることが出来るのは宅配業者が家まで運んでくれるからだ。
その物流システムに携わる運転手さんやバスの運転手さんも不足していると聞いたことがある。
宅配自体は便利だから需要はまだまだ増えて行くだろうけど、運転手さんは減っていくのだとしたら今よりも時間がかかっても待つしかない時代になるかもしれない。
都市間バスも便利だけれど運転手さんが不足してしまったら今よりも便数を減らすしかない。
バスの運転は慣れたドライバーさんじゃないと(どんな車でもだけど)、以前スキー場に向かう若い人を載せていたバスの事故を思い出したら怖い気がする。
自分なら近場以外は運転はしたくない。出来れば雪のない時だけの運転がいい。
子どもの頃は乗り物に興味を持つものだし、「大きくなったら運転手さんになりたい」とか言うけれど実際大人になって運転手さんになる人はそういない。
これからも段々運転手さんになりたい人は減る・・・というか人口減少なんだな、これも。
寺院の消滅
寺院に関してはもともと私は必要ないと思っているから消滅も仕方ないと思う。
今のお寺の維持費もバカにならない金額を年に一度払っている。
それを息子たちにも払って欲しいとは思っていない。
直葬が当たり前になって年に何回もお寺さんが来ない時代になって欲しい。
せめて自分は直葬して欲しいと伝えておきたい。
水道料金の値上げ
確か今はコロナもあって水道料金の上水道の基本料金は免除となっていた私の町。
でも水道料金があちこちで値上げの動きがあるそうだ。
水道料金の値上がりの要因は2つあってその1つは人口減少で料金収入が減少しているのだそう。
そしてもう1つは老朽化した設備の更新によるコストの増加。
東京のように大都市で人口が多いところは水道料金の値上がりはないらしく、人口減の町になるほど値上がりが生じる。
東京は都が水道事業を一括管理しているので効率的なのだそう。
一方他の自治体は市町村が担っていて水道料金で運営する独立採算制なので使用量が落ち込むと事業が厳しくなるとある。
沢山水道を使った方がいいのかと思うが無駄遣いはしたくないものだし難しい。
やはり問題は人口減少なのだ、全てが人口減少からなんだと思うが政策がらみでもなく自然の摂理だからどうしようもない。
自衛官
いつ有事になるかわからない昨今で自衛官も不足になるのか・・・。
自衛官はいつも募集しているし万年人員不足なのかもしれない。
災害時などに派遣されて尽力してくださる有り難い反面大変な職業の自衛官。
8050問題のように退職した自衛官の方に応援要請とかがあるのが当たり前になるのだろうか。
友人のご主人は定年退職した元自衛官さんだが、もし災害時に派遣を依頼されても「絶対行かない」とおっしゃっていた話を思い出した。
友人は「行けばいいのに」と内心思っていたそうだからその気持ちは充分に分かる。
駅の機能
駅に殆ど縁のない生活をしているからどういう意味か分からなかった。
でも駅も人口減少や高齢者が増え続けるこれから、鉄道機能だけで立ち行かないということを意味するらしい。
今だって赤字運営で鉄道はなくなる一方じゃないのかな。
記事では駅自体に人が集まりやすい街づくりに参画することで集客し、沿線の駅ごとに「役割分担」をすることでコンパクトシティ化を図り高齢者でも駅から駅へと鉄道を利用しやすくする。
例として医療機関が集中する駅、劇場や音楽ホールが集まる駅など駅ごとに特徴だった開発を進めてはどうかと進言されている。
人口減少に歯止めがかかるかは分からないが、今を生きる高齢者が出来ることをするのがいいと思う。
でも地方は都会と違うからこういった企画は当てはまらないが。
この本が記す未来は高齢化と人口減少であまりいい話ではない。
でもいい話ばかりだと疑り深い私はいつ嫌なことがあるかと考えてしまう方だから、小さい喜び、小さな幸せを見つけられたらそれでいい。
この時代に生まれたことやこの国に生まれたことは、変えようがないのだし歴史の中で平凡な自分はどんな時代だとしても今を生きるしかない。
でも戦争に直面するでもなくここまで生きて来られたのは有り難いことだと思う。
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