朝方点けていたストーブを早々に消してよく晴れたので洗濯物を外干しして、前からしようと思っていた洗濯槽の洗浄を始めた。
明日から天気は曇りがちらしいから、今日のうちに洗濯機には洗濯槽を洗ってもらい太陽に洗濯物を乾かしてもらう。
最高気温は今日も昨日と同じ28℃の予報が出ている。
昨夜は山本文緒さんの本「自転しながら公転する」をスルスルと読み、多分今日読了してしまう。
プロローグの話との繋がりが何となく分かって来たのは終わりが近いから仕方ない。
恋愛ものの小説ながらあっさりと品良く?まとまっていて、自身を探す旅のような小説なんだと思う。
この本が終わったらまた林真理子さんのYouTubeチャンネル「マリコ書房」でおすすめの本を伝授してもらおうと思う。
マリコさんという名前
林真理子さんの名前もなんとなく素敵に思うが、こと「マリコ」とカタカナで書かれているとまた違う感じがする。粋な感じというのか・・・。
(画像お借りしました)
林真理子さんという字面も「マリコ」さんというカタカナ書きもどちらもカッコよく、マリコさんの描くイラストが自分は大好きだ。
とてもご自身の特徴を捉えていてそれでいて素直な味わいのあるイラストで、他の誰にも描けない。
このイラストを見ただけで林真理子さんだ!と分かる。
このイラストはシールとかになっていないのだろうか? あれば絶対買い求めたいものだ。
雑誌”anan”に興味はないが後ろのページに掲載されるエッセイを集めた単行本が出るとスルー出来ずに必ず買ってしまう。
「自転しながら公転する」
その林真理子さんのおすすめの本、「自転しながら公転する」を読み終えた。
エピローグまで来てプロローグの意味がやっと分かって繋がった。
主人公の女性を自分に投影することはなかったけれど、身近にいそうな普通の女性の人生の一端を垣間見た。
主人公の女性の目からみた場面が殆どだけど、時には女性の母親目線に変わったりすると当たり前だけど主人公が別な形で見えるのが新鮮だった。
分かったように見えていた主人公の違った面が見えるというか・・・そう思うと自分は人を見るときその人のほんの一面しか見ていないのだと思う。
そして自分も周りにはある一面しか見せていないのだと思う。
多分誰もが人の一面とか一部分しか見ていない。
そんなことを考えるとこの本の題名「自転しながら公転する」という言葉の意味は深いと思う。
誰でもその日その時をいろんな一面を見せながら、変化しながら生きていると。
自分もそうだし、自分の周りもそれぞれが変化しながら一時も静止することなく動いているのが人生なのかもしれない。
楽しく読み終わることが出来たが、もう少し若い時分だったらもっと共感出来ただろうし、励みになった気がする。
エピローグで描かれている主人公のその後は、結婚してからのお互いの我慢比べみたいなところが凄く分かる。
我慢比べとは違うかな? 何というか一種の諦めというのか。
結婚が全てのエンディングではないし、人はなかなか変わらないから色々思う事も吞み込んで生きていくというか・・・。
映画だとハッピーエンドで終わるのは良かったと単純に思えるけれど、その後の展開を想像してしまうことはあまりない。
想像したところで現実は映画とは違うと分かっているから、想像しない方が後味はいい。
「自転しながら公転する」のエピローグはハッピーエンドの映画のその後の現実を見る感じがした。
それとエピローグは時代が今よりももっと先になった設定で書かれていたのだが、その頃の日本の姿が興味深く思えた。
日本は日本人だけじゃ国を支えられないことになっているのかもしれないし、それはもう始まっているのかもと思った。
外国の人が働いている姿も現にある。
長野立てこもり事件
4人もの人が亡くなった立てこもり発砲事件。
最初に死亡確認の女性、背後から刃物で…周辺で趣味のウォーキング
読売新聞
市議会議長の長男という人物が犯行容疑を認めているというが警察官2名を散弾銃で撃っている。
日本でこんな大それた事件が起こるとはまるでアメリカのような感じがする。
動機などはこれから調べるのだろうが、一番最初に被害に遭った女性は趣味のウォーキングの最中だったらしい。
何の罪もないたまたまウォーキングをしていただけの女性を背後からサバイバルナイフで刺したとある。
恐ろしい犯行で付近一帯に不安を与えたこの男、何がしたかったのかどんな背景が事件にあるのか。
ただ歩いていた人を刺すとは、とても他人事じゃない。
自分がウォーキングしていてあまり人がいないとクマが出現したらどうしようと思うし、クマじゃなくても得たいの知れない人間に襲われたらと思ったら歩けなくなる。
ウォーキングという単語についつい反応してしまったが、警官2名と別の女性も犠牲になっているのだから罪は重い。
事件の続報を待つとしよう。
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