障害者雇用で働く息子に出来る手助け

雑記ブログ

障害者雇用で一般就労につく息子には、私の自己満足で手助けしてしまうこともある。

本当に必要な手助けは何だろうかと考えてみると・・・

  • お金の管理
  • 精神面での応援
  • 食事で成人病の予防

これくらいだろうか。

養護学校を卒業するとき、担任の先生から言われたことを記憶している。
職場では「最初は可愛がられるかもしれない。でもそのうち面倒がられるかもしれない」と。
全くその通りだと思う。

精神年齢は小学生程度らしいので、見かけの年齢よりも一見素直そう。
はじめのうちは好感を持って教えてもらえたようだ。
でも発達障害があり、同じ事を何度も聞いたり、分からないままで「はい」と返事をしていたりするからミスが多い。
ある時は「同じレベルで働いてもらわないと困る」と言われて、息子も理解したらしく落ち込んで帰って来たものだ。
息子がお給料明細を見て「もらってもいいんだろうか・・」と呟いていたことも。

一般就労は親がある程度フォローすることが必要だと思う。

お金の管理

仕事で電卓を使う機会が増えて以前よりは金銭感覚は持っているかもしれない。
ただ家では単純な計算でも手指を折り曲げながら今だにやっている。

貰った給料は貯金分、保険料(個人年金に加入)と、お小遣いにわけて今月使っていい金額を息子に知らせている。
当初は紙でもらっていた給料明細が今はweb明細になってしまった。
スマホでログインして、職員番号を入れてパスワードを登録してスマホに記憶させる。
でも定期的なパスワードの変更もあり、息子には厄介ごとが増えた。
これも教えてやっと出来る程度だし、息子が1人で管理出来ないとこの先困ることだ。

息子は小遣い帳でお金を管理する。
お金が合わない時があるのは自販機を使った時や、キャッシュカードでお金を降ろした事を忘れている時。
通帳は私が預かり、キャッシュカードは息子が持っている。

この先息子1人でもやっていけるように、考えなきゃいけない。

精神面での応援

これが割と私にはきついこと。

息子のネガティブさに辟易とすることが多い。

仕事中の出来事でいちいち傷ついたり、後悔したり。

自分のとった行動で後から考えると相手に悪いことをしたと思い当たったが、次に会ったらどうしようとか・・・
ちょっとした変化が気になるので、シフト表で前月とは違う時間になっていると不機嫌になりがちだったり。
シフトというからにはそれぞれの都合に合わせて、翌月の時間や休みを決める。
息子にも休みたい日を申し出たら?と言ってみるが決められた事を守る生真面目さが言えなくしているのかな。

息子の勤務年数も丸8年になり、きつい言葉で注意されることも以前よりはないと思う。
たまに生じるアクシデントで、落ち込みや、不機嫌になったりはあるけれど。

実際に息子を送り出したら手助けなど出来ないのだから、自分で対処してもらわないと。

変化を好まない息子だけど、毎日見えないだけで時間の分だけ変化はあるのだから・・・こんな事をいっても分かってもらえないが。


職場では息子が出来ることをさせてもらっていると思うし、仕事の内容も「時間」以外の変化はそうないのが有り難い。

息子は悲観的に考えがちな傾向が強いので何とか前向きに修正していくしかない。

フォローしないと、鬱になるかもしれないと内心おもってしまう。

食事で成人病予防

子供の頃からの肥満体なのでこれはもう仕方ないと本人も親も諦めモードではある。

でも毎年の健康診断で3年程前に高血圧の数値が出たので、今は1日1度青汁を飲む。
野菜も食べられるものを毎食ごとに出すようにはしている。

お菓子の大人買いが止められないのと運動不足は大きい。

けれど食べることも数少ない楽しみの1つなので、私も軽めの注意程度でとどめている。

健康診断で血圧自体は以前の数値よりは落ち着いているが、予断を許さないだろう。

これからの手助け

こうして整理していると、親として色んな面で甘やかしていると思う。

養護学校を卒業した時点でグループホームで生活して働いている人もいる。
そういった人達は親から自立して、色んな成長をしているだろう。
いつまでも親が元気ではいられないから、あらかじめ自立の道を用意するのがいいとは思う。

でも、よそと比べることがいいことじゃないことだとも思っている。

息子が小さなころは周りと比べてばかりだったから、それが私の気持ちの負担になっていた

所詮、人は1人1人違う。 どれだけ講演会で話を聞いたり、発達障害の本を読んだところでその通りに行くはずもない。
自分や息子が過ごしやすいのが1番。
学校という安全圏からは出てしまったけれど、何とかなると思いながら進むしかない。

息子はグレーゾーンで友達はいないし、デイサービスなどの支援も利用はしていない。
養護学校在校時から行き来する友達は出来なかったし、付き合いよりも自分の時間を楽しんでいた。
学校を卒業した時点で頼っていた先生からも卒業。

息子には自分1人で生きていける自信を持たせて、挨拶やお礼をするといった最低限の人との関わりができたらといいと思っている。

これから先、息子が折り合いをつけて今の場所で働き続けていけるかは、親のフォローも重要だと思っている。

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