圧迫骨折の怖さ~寝たきり・生命の危険~

雑記ブログ

歩けなくなるのが怖くてなるべくウォーキングを心掛けている日々。

でも最近は歩くだけじゃ足りない危機感みたいなものがある。

今回はちょっとそこらあたりを調べてみた。

私自身が日々出来ることがありそうだと思ったので備忘録のつもりで記してみる。

圧迫骨折とは

圧迫骨折は骨粗しょう症で骨がもろくなりちょっとしたことがきっかけで背骨がつぶされるように変形する病気。

その骨粗しょう症患者は日本では1000万人とか。

骨粗しょう症で起こりやすい骨折部位

  • 背骨(脊椎)・・・・・65才位から増加
  • 大腿骨(脚の付け根)・75才位から増加
  • 手首・・・・・・・・・55才位から増加

50代➡手つき骨折
60代➡つぶれ骨折(圧迫骨折)
70代➡尻もち骨折

骨は骨を壊す細胞「破骨細胞」と骨を作る細胞「骨芽細胞」が連携して新陳代謝を繰り返す。

※筋肉も新陳代謝を繰り返すらしく鍛えれば作り出すことが出来る。

生涯で大腿骨骨折を起こす人の割合は約20%、背骨の骨折を起こす人の割合は約30%だそう。

50才で閉経を迎えた女性の2人に1人が骨折を経験するらしい。

この数字をみると途端に恐ろしくなる。

今の自分が骨折をしていないのはたまたま運が良かっただけで、これからの生活を変えなきゃ恐らく危険がいっぱいだ。

圧迫骨折を予防することの大切さ

高齢者の圧迫骨折は本当にちょっとしたことがきっかけであり、また骨折に気づかず放置されてしまうこともあるそうだ。

骨折を放置していて(1週間程で痛みが消えてしまうこともある)、次々と連鎖して骨折がおこってしまい、最後には寝たきりの状態になる。

高齢者が急な腰の痛みを感じたら殆どは椎体圧迫骨折が原因。

転んだ訳でもないとしても、本人が気づかないくらいの動作で骨折している場合もあるそうだ。

なので最初の骨折を予防することが大切になる。

※閉経後の女性は骨密度検査をして、早めに薬などの治療を始めるのがいいそうだ。

骨が弱くなっているサイン

  • ちょっとしたことで骨折したことがある
  • 身長が前よりも2cm以上縮んだり、背中が曲がってきた。
  • 閉経した。
  • 家族に骨粗しょう症の人がいる。
  • 極端なダイエット経験がある。運動しない。
  • 日に当たらない。
  • 乳製品、大豆製品などカルシウムをあまりとらない。
  • 魚をあまり食べない。
  • アルコールをたくさん飲む。
  • 喫煙習慣がある。
  • ステロイド薬を長く服用している。

※1番目と2番目のうち、どちらか一つがあったら骨粗しょう症の疑いがあるらしい。

骨折で以前の生活に戻れなくなる

亡くなった母親は77才の時に尻餅をついた時に大腿骨を骨折。

手術・リハビリを経て幸い寝たきりは免れる。

今から思えばリハビリを相当頑張ったと褒めてあげたい。

大腿骨の骨折

股の付け根・大腿骨近辺を骨折した場合95%以上は手術が必要。

約3割が寝たきりになる。

腰・背骨の骨折

骨折の頻度はトップ。

圧迫骨折など気づかないうちに骨折していることがある上に、次々と骨折が起こりやすく命にかかわることもある。

骨折がきっかけで死亡率が上がっているのが最近の兆候。なぜなら合併症がおこりやすくなるから。

背中が曲がったり寝たきりになると、胃や食道の逆流、肺炎などいろいろな合併症が起こりやすくなる。

圧迫骨折の治療法

保存療法・・・治る見込みや可能性がある場合は、コルセットやギプスを装着しベッドで安静にする。

治療薬・・・デリバラチド注射というで骨を形成するらしい。

手術・・・金属製のねじで固定する(固定術)や骨セメントという物質を充填して安定化させる。

高齢者にとって手術はハードルが高いのではないかと思う。
コルセット装着だけでもつけたり外したりするのは大変なことだ。

骨を強くする

骨を強くするのにカルシウムを取ることが大事なこと。

更には骨は刺激することで強くなるのだそう。

たたいて刺激を与えて鍛える。

ひざ上・・・座ってひざ上を両手のこぶしで「こつこつ」軽くたたく。

手のひら・・拍手するように手のひらの下側の硬い部分を当てる。

足踏み・・・立ったままかかとから着地するように足踏みする。

これなら家に居ても難なく出来そうだ。

義理の母親は80代後半で圧迫骨折と診断されて急激に弱った。

寝たきりになってからは食も細くなりあっという間に逝ってしまった。

カルシウムを多くとっているからと骨には自信があったようだが、今から思えば牛乳のすこしばかりカルシウム成分が多めのものを飲んでいたくらい。

周りの人間も圧迫骨折と聞いても知識がないばかりに、手だては出来なかったように思う。

今になって痛みは辛かっただろうと思う。

「死」は誰にでも訪れるものだけど、痛みや苦しみがなかったらそれほど怖くないかもしれない。

実の母親は心臓が悪くて闘病生活は長かったけれど、「こわいだけで痛みはないから大丈夫」と心配する家族に話していた。

義理の母親は家のベッドで終始痛みと戦っていたような気がする。

2人の闘病から学ばなきゃならないと思い始めた。

自分の体をどれだけ労わって鍛えて、生きていけるか。

骨が弱っているなら強くするために薬を飲むことも大事。

骨密度を測定したことはなかったけれど、62才になる今年の特定健診ではオプションでやってみようと思っている。

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