早朝のウォーキング

ウォーキング

昨日は息子に借りた漫画「怪獣8号」を5巻まで読んだ。

なかなか面白い。

怪獣が当たり前にいる世の中という設定で、地震災害が怪獣災害に成り代わったかのような感じだ。

怪獣が現れたら警報が轟き、「命を守る行動を取って下さい」というアナウンスが繰り返される。

怪獣を倒す訓練を受けた自衛隊のような組織の兵士達が出動して怪獣を倒す。

兵士の集まりの機関に入るには難関の試験があって合格して初めてスペシャリストとして養成される。

スペシャリストを目指す30代の主人公は試験に落ちまくって、今は倒された怪獣の解体・残処理をしている。

巨大な怪獣を解体する汚れ仕事と言っていいが、ひょんな事から怪獣に変身してとてつもないパワーを持つ事になる。

そんな身の上を隠して辛くも試験に合格(候補生)して、スペシャリスト養成の最下層として仲間入りする。

読んでいてGANTZというアニメを思い出した。

「怪獣8号」の作者である松本直也さんの作品は他に知らないが調べてみると色んな漫画のアシスタントを経験しているという。

そのアシスタント時代の作品に「べるぜバブ」というのがあって、その漫画の絵とどこか似ている感じがした。

今でも息子が買っている少年ジャンプだが過去に「べるぜバブ」が連載されていたのだがこちらも面白い話だった。

目の中にポツンと小さな点のような瞳が特徴的な顔を思い出す。

「怪獣8号」の主人公は日比野カフカという名前で作家のカフカからとったのだろうか。

カフカ以外の登場人物も独特で個性的な名前が多い。

ウォーキング

久しぶりの早朝出勤だった息子を送って河川敷に行く。

コンビニで買った朝食を食べて血をサラサラにする薬を飲んでから歩き始める。

さすがに朝は少し寒いけれど歩き出したら程なく体も指先も温まる。

晴れてはいるけど山は今日は姿を見せてくれなくて残念だ。

スマホの曲をかけて頭に差し障りないように?歌いながら歩く。

実際、どうやって海馬を守るかなんてわからないんだけれど。

少し寒いくらいだとまだ虫がいないのが嬉しいと思って足元を見たら小さな毛虫が動いていた。

数匹目にした毛虫だが、この程度なら動じない。

適度に歩いて、とにかく無理しないつもりだ。

河川敷の桜はまだ蕾のままで開花はもう少し先だろうか、でも開花したらあっという間に散ってしまうだろう。

忘れやすい?

冬物のクリーニングを引き取りに行くつもりで、引き換えのシートを財布から出して手に握る。

建物に入る間際で杖をついたご婦人が立ちすくんでいたから、手を貸そうとしたら、カートが欲しいというので1度店内に入り持って出て来た。

カートを渡してお礼を言われていい気持ちになってその場を去ったが、ふと手に握っていたシートがないことに気づく。

少し前の動作を記憶する海馬が最早役目を果していないのか・・・慌ててポケットや財布をあちこち探して気持ちは焦り気味になる。

あたふたと上着のポケットを探ると車のキーや家の鍵はあり、普段入れることのないズボンのポケット4つのうちの1つに入っていたシートを見つけてホッとする。

脳梗塞の影響なのかそれとも普段からこんなことはあった気もするし、それでも忘れやすいようで慌て放題だ。

人のお世話で自己満足するより自分を心配するべきなのだ。

忘れることも今に限ったことではなく、メモして買い物に行きながらメモの一部を買い忘れることもある。

ただこんな時に1人だと注意されたり責められたりしないから自己嫌悪感が少なくていい。

冬物のクリーニングを無事に引き取って来られて一安心だ。

冬物のクリーニングを持って帰ったので、取り敢えず絶対に着ないと思う厚手のものをしまうことにした。

衣替えは朝の寒さを思うとまだ早すぎる。

今朝も車の窓は白くて暖機運転をしてから出発したくらいで、白くなった窓を見てもう10年くらい前に亡くなった父のところに向かう朝を思い出した。

自分が実家に向かった時間といい気温の低さといい同じような日と言いたいが、天気は今日よりも曇っていた気がする。

母親から早朝にメールが来て家族が眠る中、取るものとりあえず5時頃に実家に向かった。

普段なら車を温めるがそれもせず運転し始めて車の窓が曇って何も見えなくなってしまい、一旦車を停めて温めた記憶が今も残る。

母親1人でいるのが心配で早く行かなきゃという気持ちだけが先走っていたが、急いで前が見えない中運転するのはまずいと気を落ち着けたものだった。

家で亡くなったので消防・警察・検死のお医者さんにお世話になった父だったが、お医者さんは「苦しまずに逝ったと思います」とおっしゃった。

聞いた時には残されたものを慮っての言葉と受け取ったものだが、今になって考えると朝晩の気温の低さで低体温症とかもあったかもしれないと思うと満更違っていないのかとも思う。

海馬は短気記憶や新しい記憶を保存するらしいが、海馬から大脳皮質に移された長期記憶として昔の記憶はちゃんとあるらしい。

ただ脳の中で海馬が唯一神経が生まれ変わり委縮を抑えて大きくすることも出来るという・・・自分の脳はまだ間に合うのだろうかと考える。

コメント

タイトルとURLをコピーしました