朝からの雨に風の音もするようで、さすがに今日は歩けない。
息子も3連休だけどどこかに行く気があるかどうか。
ゴールデンウイークは関係ないけれど、それでも休みは好天の方がいいものだ。
日課でアメーバブログを見るけれど、坂上忍さんのブログはいつも通り朝早くからの起床で始まっていた。
他に何件か気になるブログをチェックする。
削除されたブロガーさんを支持するブログがいくつかあり、更新されたものを読んで見る。
アメーバの担当者(サイバーセキュリティ?)のチェックをかいくぐろうという意図があり、表現が工夫された内容だ。
なぜここまであの噓にまみれたブログが守られて、正そうとするブログがチェックされたり削除されるのかそこが知りたいものだ。
自分が拘るのを止めればいいだけで、気にせずに坂上忍さんや松居直美さんのブログだけを読んでいればいい。
削除されたブロガーさんを支持していた人の何人かのブログは、深く静かに海の底に潜むかのように綴られている。
その人たちのブログは、問題のブログとあまりにもレベルが違う気がしてついつい読みふけってしまう。
朝からの不穏な天気といい、アメーバの闇(勝手に言っているだけ)がリンクしている気がする。
この暗めの気持ちを明るくしてくれたのはポイ活していたティックトックだ。
正確には安住紳一郎さんの「日曜天国」でティックトックの切り抜きだった。
27歳女性の投稿で小学生時代の話だった。
登校途中に犬を飼っている家があり、その家の壁に「むやみにエサをあげないでください」とあり当時小学生の彼女は”むやみ”というのが犬の名前だと思ったそうだ。
それからは会う度に「むやみ、むやみ」と呼んでいた。
中学に上がってたまたまその家の前を通った時に、この家の可愛い犬の名前が「むやみ」ということを一緒にいた母親に話した。
母親が「何故知っているの?珍しい名前だね」と言われて、事情を話すと母親が笑いながら意味を教えてくれて2人はその場でうずくまって笑ったという話だ。
お笑い番組を見て笑えなくてもこういった話で声が出るほど笑える。
日曜天国はこういった笑いが多くて救われるけれど、実際に日曜日のラジオは聞いていないから安住紳一郎さんにしたら自分など外野扱いだろう。
書店
先週開店した書店に息子と行って来た。
1度は閉店した大型書店が今回再び開店したのは朗報で、やっと足を運ぶことが出来た。
以前は大型スーパーだったところに少しずつテナントが入り始めたけれど、まだ空いているスペースは多いようで衝立?で見えない箇所が沢山あった。
この建物が再生されていくことは嬉しいから何とか人が沢山行き交う場所になるといい。
息子はというと目的の書店を見たらもう用はないみたいで、辺りを見ることもなく店舗から出て来た。
自分もウィンドウショッピングするような楽しみ方は持ち合わせていないけれど、1人で行ったならもう少し店内を見ても良かったがまぁ仕方ない。
せっかく書店に行ったから自分は林真理子さんの「マリコにもほどがある」と宮尾登美子さんの「櫂」を買った。
「マリコにもほどがある」は週刊文春のエッセイをまとめたもので定期的に出版される。
林真理子さんのエッセイは結構な割合で週刊文春上で立ち読みさせてもらっているが、やっぱり買ってじっくり読むと立ち読みとは違った味わいがある。
当たり前のことだが、立ち読みという後ろめたさがないし、ページをどこからめくっても楽しめるのがこのエッセイのいいところだ。
林真理子さんの講演会が10月に札幌であるらしい、きっと年間スケジュールとかもっと先の予定なども決まっているのだろう。
宮尾登美子さんの「櫂」は多分読んでいないと思う。
「櫂」を買うきっかけは林真理子さんの影響だ。
少し前にブックオフで買った「林真理子の名作読本」で帯に~私を育てた54冊~とあったうちの1冊が「櫂」だった。
「櫂」という作品は映画にもなったから知ってはいたが、宮尾登美子さんはなんとなく自分にはハードルが高い気がしていた。
でも林真理子さんの言葉だと宮尾登美子さん初心者には「櫂」がいいとあったから、今日書店で見つけてこれも縁だと思った。
古い作品だしブックオフに行けば在庫はあったかもしれないが、今回はこの書店で買うことがおこがましいが自分の使命だったと考える。
「櫂」の舞台が土佐というのも今の朝ドラ「あんぱん」と重なって自分の頭によりインプットされやすかったからというのもある。
「林真理子の名作読本」もどこからページをめくっても読めるから、小説とちがって適当にページを開いては読んでいる。
この本を執筆するにあたって林真理子さんが選りすぐりの54冊を読み返したのは当たり前だとは思う。
読書をすすめる読書案内の本だから過去に読んでいても更に熟読する必要がある。
そして林真理子さんは再び(三度かもっとなのか)読んだ本の同じ場所で涙を流したりしているのだった。
人にすすめるということはそういうことだと思う。
アメーバブログに逆戻りしてしまうが、問題のブログを綴る方は盛んにアフィリエイトに取り組んでいる。
けれどそのおすすめは、決して自身が使って良かったとか体験に基づいたものでないことが多々ある。
そういった不確かなものを人に勧める姿勢が、その人物の人間性を疑うきっかけの1つでもある。
1日のうちに回数だけこなして内容のないブログ、意味をなさないアフィリエイト。
その人物と林真理子さんとを比べるのは器が違うと思うが、それでもブログを削除された方等に指摘されても仕方ない部分があるということだ。
林真理子さんの54冊はすっかり身に心に沁みついた54冊だ。
自分の読書は活字を追うだけの薄っぺらいものだと思うと、1冊の本を記憶するくらいに何度も読む環境の方がいいんじゃないかと考える。
読んだそばから忘れていく読書だから、自分の趣味は読書と言えるのか分からない。
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