昨夜は寝ている時に雨の音がしていたようだったが、夜中には雪が降ったらしく車にかすかに雪が残っている。
いよいよ寒くなって来て週末にでも電気毛布を用意しようか、いやまだ大丈夫かと迷っている。
冷たい風も吹いていて昨日の穏やかな天気のうちに歩いておいて良かったと思えた。
今日は脳神経クリニックに血をサラサラにする薬を処方してもらいに行って来る。
薬もあと2錠になったし、2ヶ月に1度の通院は割と早くやって来る。
出来たら3か月に1度くらいの通院になるといいけれど、勝手には決められないだろう。
調子は悪くないし脳梗塞を発症したといっても、何の後遺症もないから自分ではどこがどう変化しているか分かるものでもない。
とにかく血をサラサラにする薬をずっと飲み続けるしか対処法はないし、無事でいることに感謝すべきだ。
脳神経クリニック
息子を送って脳神経クリニックに向かう途中に見えた山には、昨日と変わってかすかに雪が降ったように見えた。
視界に拡がるワイドスクリーンのような青い山々を見ると、やっぱり自然に叶う美しさはないなと感じながら車を走らせた。
脳神経クリニックの受付でもマイナンバーでの登録を済ませた。
他の病院も顔認証で済ませたけれど、化粧をしていてもしていなくですんなり認証される。
ということは自分の顔は化粧をしてもしなくても変わらないということなのかな。
良いような悪いような、まぁ、どうでもいいか・・・診察までテレビを見て過ごす。
普段テレビを見ないので、新鮮ではある。
麒麟の川島さんがMCの「ラビット」という番組らしいが、コメンテーターみたいな役なのか出ている人は若い人ばかりで名前は全く分からない。
30〜40分待っただろうか、名前を呼ばれ先生の診察では特に変わりなく両手首から脈を診てもらって「大丈夫」と言われ安心する。
前回腸炎を経験したことを脳梗塞との関連があったらと思って話した事が記録されているようで、大腸検査はしたか聞かれた。
大腸検査は受けていなくて、次回の特定健診で大腸検査を入れるつもりであることを話した。
前回も言われたが年齢からいって検査は受けた方がいいと言われた。
「はい」と答えながらも、でもやっぱり内心怖い。
診察自体はとても短く終わった。
今日の待合室はほぼいっぱいの患者さんで埋まっていた。
寒くなって来たから頭の病気の疑いが増えてきたのか?
見るとはなしに見ていたら、問診票を書く人が多くインフルエンザの予防接種の人もいるのかもしれない。
でもインフルエンザ予防接種じゃなく、他の初診の人は看護師さんが直接話を聞きに来る。
このクリニックは大事な話をする際、周りの人に聞かれるのが難なのだ。
自分が最初にこのクリニックに罹った時も症状を聞かれたが、割と大きな声で看護師さんに聞かれて周囲の反応が気になったものだ。
自分の場合は海馬に発症した脳梗塞が原因である一過性全健忘と診断された。
でもそんな診断結果が出る前の問診では、その時の状態自体が記憶にないのでうまく説明出来ず少し手間取ったので自分としては尋問されているかのように感じた。
後でネットで調べて見ると、一過性全健忘が起きていた時に近くにいた家族などが病院に付き添うのがいいらしかった。
病院に一緒に行ってくれた妹も確かに自分の異常な時を見ていたのだが、いち早く異常に気づいた息子は同席しなかった。
自分の初診の記憶を思い出すと、クリニックでの最初の印象はあまりいいものではなかった。
それはさておき今日は診察を待つ間、初診らしい高齢のお母さんと自分よりは若いと思われる娘さんとが問診にやって来た看護師さんと話す声が聞こえて来た。
お母さんご自身が看護師さんに向かって「物忘れがある」と普段の様子を話していたが自分にもよくあるような「物忘れ」だと思った。
それ以外の変化として、日曜日から持ったものを落とす症状があるという。
右手に持って落としたので左手に持ち替えてまた落としたという。
手が震えているとか痺れている状態が続いているとか話していたと思う。
娘さんは「年をとったら誰にでもある」というような事を言っていたけど痺れは少し危なくないかなと思った。
きっとMRI検査をするのだと思うけれど、まだ普通に過ごせて話せているから今のうちに薬を飲まないと…などど素人なのに医師まがいの事を考えている自分だった。
また別の女性の方が隣に座った時も看護師さんがお話を聞きに来た。
なるべく聞かない素振りで反対の方に顔を逸らしたが、帰って耳が話し声を拾う形になった。
その女性は耳鼻科で貰った亜鉛の薬とビタミンの薬で吐き気が始まり、食欲もなくなったそうだ。
他に泌尿器科にかかっているのと、血圧の薬を飲んているとか言っていた。
その症状と脳にどんな関係があるのか分からないが、家族か近い関係の人に「頭の病院に行ってみたら」と言われて来たらしい。
不調の原因が分からなくて、しかも吐き気があるのは辛いだろう。
原因を探しに病院に罹ってわからなかったら、海堂尊さんの本みたいに不定愁訴に最終的にはかかるのだろうか。
待つ時間をテレビの視聴と、患者さんと看護師さんのを話を聞くとはなしに聞いて過ごした。
やっぱり薬は2ヶ月分の処方だったが、お正月明けの病院が始まる日ギリギリまでの処方となるため10日分多めに処方してもらった。
今日もいい天気で歩く時間は残念ながら取れなかったが、クリニックで安心感を貰って帰った。
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