昨夜もかなり涼しかったが今朝は洗濯物を外に干しに出たら肌寒いくらい。
昨日はジメジメした暑さが遠のいたようで風も涼しかったし、7月最初の日曜日は過ごしやすい天気で始まった。
今日みたいな日は熱中症や雨の心配もなくて、出歩くには最適かもしれない。
そう思いながらも息子がどこかへ行きたいと言えば行くが、特に希望がないとどこにも行かない。
自閉症が関係しているからか、ひっそりと自分の部屋で過ごすのが好きらしい。
タニムラ洋画劇場「ローズマリーの赤ちゃん」
昨日はYouTubeで登録しているタニムラ洋画劇場をじっくりと堪能した。
タニムラさんの年齢はいくつなのか分からないが、少なくとも自分よりはかなり若くもしかすると息子くらいなのかもしれない。
豊富な知識はたくさんの書籍を読んでいる証拠で、1つの映画を物凄い多方面からそれこそ360度調べきって1本のYouTubeを作り上げるのだと思う。
若者が知っているとは思えないような言葉を選んで話すところも、こちらが検索しないといけないくらいで語彙が豊富だ。
「ローズマリーの赤ちゃん」に関する解説は勿論堪能した。
加えてロマン・ポランスキー監督の生い立ちや妻を惨殺されたシャロン・テート事件とその後のポランスキーについても丹念に語っていた。
生い立ちについてはホロコーストの生存者であることや暮らした国であるポーランド・フランス・イギリスと、当時のソ連との関係が解説されていて勉強をやり直している気分だ。
監督として映画を撮るにあたり異邦人的な立場だったことを今更ながら知った。
ポーランドのアンジェイ・ワイダ監督のように強い規制の中で映画を撮ることを強いられたが、ポランスキー監督は規制に背いた映画を作ったことで国を追われるしかなかったらしい。
ロマン・ポランスキー監督自身が起こした事件に関してもタニムラさんご自身の意見を忌憚なく語っている。
コメント欄にタニムラさんの意見に対するどちらかと言えば反対の声があると、その反論?に対する丁寧な対応が目を引いた。
反論は反論と受け入れながら、自身の意見をさらに踏み込んで話している様子。
あれだけ丹念に作られたYouTubeにも「言葉足らずで誤解を生んだ」というような反省と次回に生かす決意が見られた。
コメント欄のやり取り1つとっても他のYouTubeやブログにある悪意だけのアンチ発言とは違った感じがした。
YouTubeを視聴する側もこんなに優れた映画解説を心して見ているのだと思う。
自分などは「そうかぁ、知らなかった」程度で感激するも本当に知識がある人は対等に意見交換出来るものらしくコメント欄すら崇高な気がした。
ミア・ファロー
ロマン・ポランスキー監督があまりにも公私にいろいろあって「ローズマリーの赤ちゃん」のヒロインを演じたミア・ファローに関しては無頓着だった。
何年経っても忘れ難い映画の立役者であるはずのミア・ファローなのに。
タニムラさんはこのミア・ファローの人生にも焦点を当てていて多くのことを知った。
このタニムラ洋画劇場を見るまでは、ミア・ファローに関しては「ローズマリーの赤ちゃん」と「華麗なるギャツビー」程度しか知らなかった。
ミア・ファロー自体もプライベートでは色んな紆余曲折があったようだが、彼女は敬虔なクリスチャンの家庭で育ったそうだ。
自分は宗教に関しては全くと言っていいほど興味がなく今まで来たから、宗教に熱心な家庭に生まれたとしたらどうだったんだろうか。
宗教が生活に浸透して当たり前にあったとしても人間は感情があるから、宗教で感情を抑えきれるものではないと思う。
宗教が争いの種になることもあることもあるから、今でも敬遠したいと思っている。
何かにすがりたい気持ちになることもあるだろうが、全ては自分自身が背負うものだと考える。
でもそれも甘い考えで、宗教に頼らざるを得ない状況というのもあるのかもしれない。
ウディ・アレンとの仲もあまり知らなくて、何というかウディ・アレンと彼の映画があまり興味がないまま来てしまった感じなのだ。
タニムラさんはかなり深掘りしていてフランク・シナトラと当時結婚していたミア・ファローはシナトラ経由で?「ローズマリーの赤ちゃん」のヒロインに抜擢されたという逸話もあり唸ってしまった。
フランク・シナトラと言えば「ゴットファーザー」でボスに泣きつく歌手が彼のことだという話もあるいわくつきの人物だ。
たった1回の視聴ではこの「ローズマリーの赤ちゃん」を分かった気がしないけれど、何せ1時間半と密度が濃くて時間が長い(有り難いのだが)。
「ローズマリーの赤ちゃん」の前に見た「モンスター」の解説も見事なもので2作とも好きな映画だったから次は何を解説してくれるのか楽しみだ。
ちょっとビックリしたこと
「タニムラ洋画劇場」について検索していたらまさかの自分のブログが出て来てしまった。
いそいで検索画面を消して忘れることにした。
下手に有名なタイトルは出さないようにしないと。
よく言うSEOに特化しない、逆を行くのがいいはずがついつい坂上忍さんみたいな有名人をタイトルにしてしまうことがある。
「タニムラ洋画劇場」もファンの人が多いから自分ごときが軽い気分で書いた感想はそれこそ見られたものじゃない。
今日こそは少しだけでも書類を作って終わりに近づきたいと思っている。
そして「誰かがこの町で」というミステリー仕立ての本を読もうと思う。
面白さが佳境に入って来たところだ。
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