昨日はTverという動画サービスで見逃し配信が無料で見られるのを知って恐らく10日に放送があった「坂上どうぶつ王国」を見てみた。
何度かYouTubeで部分的には見た場面もあったが再び見てまたしても感動して目に涙が浮かぶ。
年のせいなのか自分は動物にまつわる話だと涙もろくなるようだ。
この年で最後まで動物のお世話は出来ないから実際に飼うことはないが、坂上忍さんの活動をこれからも応援して行けたらいいと思っている。
認知症
毎朝ラインで挨拶とちょっとやだけり取りする友人のお母さんに認知症の症状が表れて来ているらしい。
もう90才を超えていらっしゃるし、ずっと前にご主人(友人のお父さん)も亡くなり長く一人暮らしをされている。
よく近所のスーパーまで歩いて買い物にもお一人で行くと聞いていたので、足腰も丈夫で凄いなぁと感心していた。
でも最近になって近くの病院の精神科での診察で「脳の萎縮が見られる軽い認知症」と診断されたという。
普段の暮らしで特に何でもない時もあるが、時に「はもうダメだ、わからない」と弱音を吐く?こともあるという。
昔と今が混在するらしく話が友人の子ども時代にまで飛んでしまったり、言動が混乱していることもあるとか。
自分の周りでも親の介護に忙しい人はいるが、専ら身体がいう事を効かなくなりつつあってのお手伝い兼補助的なお世話が多い。
認知症医療の第一人者
「ボクはやっと認知症のことがわかった」サブタイトルに~自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言~という本がある。
自らも認知症になった認知症専門医長谷川和夫さんの著書。
「NHKスペシャル」で放送されて反響が大きかったとあるが、テレビを普段見ないので知らないでいた。
3年前の「NHKスペシャル」が見られるので、ご存命当時の長谷川和夫さんの姿をこの後見てみようと思っている。
いろいろと読みたい本はあるが、読みたい本と読まなくちゃならない本は違うから頭に入れておこうと思う。
でもこの本は今後の自分のためにも読んだ方がいいのかもしれない。
レビューを見た限りでも本を読むことで理解が進むかもしれない。
ためになるなら友人にも進めたいところだが、本を読む趣味はないようだし彼女は彼女なりにお医者さんや他の情報手段を得ていると思う。
認知症の定義は最近になって変わったという。
認知症とは、「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」を言います。
厚生労働省
つまり、後天的原因よって生じる知能の障害である点で、知的障害(精神遅滞)とは異なるのです。
2020年6月に15年振りに見直しされた『認知症の定義』の見直しがなされたとある。
ざっくり読んでみた限りでは、認知症は記憶機能の低下が強調されがちだが認知症の一つの症状に過ぎないということ。
認知症の症状には何気ない物事や環境に過敏に反応する(怖がる)ことや、幻視・幻聴を訴える人もいること。
なので記憶障害という認識だけでは認知症を理解出来ない。
認知症は記憶障害だけではない認知障害と理解しなければならないということらしい。
そう読んでいくと友人のお母さんが「もうダメだ」という言葉に不安や怖さがあるのかと思う。
認知症の症状がいつもある訳じゃなく比較的朝のうちは調子も良かったりすると書いてあるものもある。
認知症は年齢的には60才以上で女性に多く見られるというから、とても他人事ではない。
ここまで書いていて自分は最近「前頭葉」について何か書いた気がするが何だったのか?
そうだった、お医者様で作家でもある和田秀樹さんのことを記した時に、老化を遅らせるための意欲を持ち続けるには「前頭葉」の働きが大事だと書いたのだった。
何かを理解したつもりでも数日ですっかり忘れてしまうものだ。
これからは認知症対策についても調べなきゃいけないようだ。
確か青魚がいいとか聞いたことがあるがどうだったか・・・。
ただあまりサプリメントなどは信用していないからお金をかけて何かを服用するまでは考えていない。
満州アヘンスクワッドと関連本
「満州アヘンスクワッド」の12巻が発売されていたので買った際に、11巻の並びに「昔々アヘンでできたクレイジィな国がありました」という本もあり買ってみた。
「満州アヘンスクワッド」の方はすぐに読み終えたが今は上海篇といった感じだ。
溥儀とか婉容が登場するには至っていない。
でも「昔々・・・」の方は凄く読み応えがありそうで満洲のことが事細かに書いてあるようだ。
著者は島崎晋(すすむ)さんという方だ。「満州アヘンスクワッド」原作の門馬 司さん、漫画の鹿子さんも並んで名前が出ているから共著ということかな。
島崎晋さんはウィキペディアによると日本の歴史作家とあり、中国に留学経験があるそうだ。
中国に関する著書が沢山あるからこの本の中身も本格的なのはそのせいのようだ。
細かい字だけれど「満州アヘンスクワッド」の漫画が飽きないように?あちこちに入っていて漫画も見ながらなるほどと思う。
漫画の中の『阿片王』の里見甫は恰幅のいい一癖ありそうな顔つきだけど、佐野眞一さんの本で見た里見甫の実物写真は得体の知れない風貌だった。
一見何を考えているのか分からないといった感じで、それでいて戦争のさなかアヘンでお金を稼ぐことが出来た側で戦犯でありながら釈放されている。
「満州アヘンスクワッド」はまだ連載中らしくて中々話が進まない。
でもこの「昔々・・・」の本はかなり満洲について読み応えがありそうでいて、ただ字が小さいから毎日少しずつ読みふけるとしたい。
そんなこんなで読みたい本、読んでる途中の本が溜まって来ている。
生きている間に知りたいことは沢山あって1つのことから枝葉が分かれてあれもこれもと思う。
本を読めるのは嬉しいけれどすぐに忘れていくのが悲しい。
読み終わったら在庫はしないで売ってしまうし、結局自分の頭には何も残らないのかも知れない。
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