朝晩、歯磨きの際に歯の裏側も含めて”歯の消しゴム”で必死にゴシゴシこするようになった。
歯の裏側はまだ始めて数日なので着色汚れは残っている。
でも歯医者さんから3ヶ月毎の定期検診のハガキが届いたからもう諦めて予約の電話を入れた。
今回キレイにしてもらってから、次の検診まで自己管理でどれだけ汚れを付けずにいられるかだ。
着色汚れは体質にもよるらしいし、加齢もあるらしい。
突然歯が真っ白になっても違和感があるだろうが、そこそこ汚れが目立たないようにするのはエチケットだと思うからこれから頑張りたい。
今回はマイナンバーカードでも対応してくれるというから、念のため保険証も持って行ってマイナンバーカードで受付してみようと思っている。
本当にマイナンバーカードが保険証の役割を果たすまでになったようだ。
「誰かがこの町で」
佐野広実さんという初めて聞く作家さんの「誰かがこの町で」を読み終えた。
とても面白くて引き込まれた話だった。
今よりも若い時ならきっと一気読みしたに違いない作品だったと思う。
面白い本だと終わりが見えて来ると寂しいとか残念に思うことが多くこの本もそうだった。
ミステリーになるのだろうけど犯人探しに重点を置いていないようで、それよりもどうしてこんな心理状態に陥るんだろうと思わせる話だった。
閉ざされた高級住宅街で自治会活動が活発過ぎて、色んな規制が敷かれた中で暮らす住民は一部の役員の思想に感化されていく。
あまりにも集団生活に縛りが増えてそれに反発する人や、住宅ローンなどの金銭問題で出ていく者もいる。
それでも残った人間は住宅街独自の規則に縛られながらもその異様さに慣れ逆らうことをしない。
逆に外から来たものを部外者とばかりに異質の目で見る住人たちが怖い。
読むまでは作者の名前を見ても女性か男性か分からないし、想像しながら読み終わり佐野広実さんを調べたところ何と同年代の男性だった。
そして佐野広実さんは1999年に島村匠さんと言う名前で「芳年冥府彷徨(よしとしめいふほうこう)」という歴史・時代小説の新人賞である松本清張賞を受賞していた。
力があり経歴もある作家さんの本だから最後まで飽きさせずに読ませてもらえたようだ。
実際にこんな町に引っ越したら即刻逃げ出すだろうと思ったくらい嫌な町だった。
ネット環境があるから時代背景はそれほど前ではなく現代物なのだろうと思う。
けれど町を良くする意識の高い上の立場の役員が決めていく守り事があまりに多い。
子供は2人程度、妻は家事や子育てに専念し地域の人たちと溶け込むために何かのサークルに入ることを定義づけられる。
また各家庭で何らかの係を1つ受け持つとか、今の時代と逆行した生活を義務付けられる町(住宅街)独自の守り事だ。
自分の性格からしたら真っ先に逃げ出す事ばかりだろうと思う。
いや、そんな人間だと町が受け入れない、入居には紹介者が必要とかあったから協調性の無さではじかれるだろう。
とにかくそんな町で起こる事件で町全体が犯罪を隠蔽するために結束した中で、これも訳ありの弁護士と弁護士事務所の調査員が関わり過去の事件の解決を試みる話だ。
話は最初から最後までとても面白かったのに、自分と来たら題名が覚えられないでさっきから本を見直したりしている。
自分に限ってだが覚えづらい印象というかインパクトを感じないのか「この町のどこかで」とか「町の誰かが」とか勝手に作ってる始末だ。
「誰かがこの町で」なのに・・・。
きっとここに書き終えたら申し訳ないがまた題名を忘れるだろう。
作家さんの名前だけでは男女の区別が分からなかったことで思い出すのは、「ロストケア」の葉真中顕(はまなかあき)さんだ。
葉真中顕さんも男性でもう少し若かったはず。
本を読むときには年齢も性別も分からない、何も分からないで読むとワクワクする。
一体どんな人が書いたのか後で知る楽しみが増えるというものだ。
勿論好きな作家さんの本はそれはそれで安心感がある。
韓国という国
特に韓国に嫌悪感があるわけじゃないし、一時は韓国ドラマにハマって徹夜も厭わないくらいだった。
ドラマからその国の生活が垣間見れるからどこにも行かない自分などは、ドラマや映画で楽しませてもらう。
「韓国の教育ママ」の恐ろしすぎる闇…「英語の発音を良くする」ために、こどもに「舌を手術」
現代ビジネス
韓国の受験競争が日本よりも過酷なのもドラマやニュースで多少は知っているつもりだが、行き過ぎというか加熱ぶりは違うところでもあるようだ。
熱心な教育は早ければ早いほどいいようだ。
日本でも中流家庭なら幼児教育は当たり前なのかもしれない。
子育てをしている時というのはどうしても周りを意識し過ぎてしまいがちだと思う。
人と比べないのがいいと頭では分かっていても、なかなか難しいものがある。
けれど歯の嬌声と違って英語の発音を良くするために舌を手術するなんて、恐ろしいまでの競争?意識じゃないかと思う。
もともと美意識がとびぬけて強い韓国では歯の美しさは当たり前で、整形も肯定的だしスタイル重視で身体を鍛えることも熱心だ。
外見が美しいのは見た目に好感度が上がるし、グローバル社会で英語必須で幼い頃から身につけることも将来的に子供のためになる。
以前見た「SKYキャッスル」がそんな受験競争の激しさを露骨に表現していたドラマだった。
どこの国にも格差はあるだろうから韓国のトップレベルの生活ぶりを見られて面白かったけれど、受験競争の加熱のエスカレートは危険をはらんでいて怖かった。
子供に対する思い入れがいい結果を生むといいけれど、あまりに無理をして歪んでしまわないか心配にもなる。
子供って生まれて来てくれただけで嬉しいと初めは思うが、どんどん要求が大きくなって行けば子供の負担が増してしまいそうだ。
日本でも小学校から英語教育に力を入れているらしいが、日本語をまずはしっかり学ぶべきだと思う。
国語の教科書や図書室の本から色んなことが学べるし、本を読むことは大人になってからも何かしら役に立つと思うのだが。
そう言いながら自分は社会性がないからあまり言えたことではない。
コメント