坂口杏里さんの離婚に思うこと

雑記ブログ

雨降り、朝から9時頃までは土砂降りで久しぶりに道路が溜まった雨で波打つようで運転していて怖かった。でも凍り付いた道よりはまだいいかな。

昨日のコロナ感染者数は683人とほんの少し減っていた。1000人超えるといった声もあったから減って行ってこのまま減る一方ならいいな。

コロナで入院していた友人のご主人は昨日無事に退院したそうだ。良かった、良かった!でも本音も言っていた。「また帰って来たら疲れる日が続く・・・」って。本当にそうだわね。

亭主元気で留守がいいもの、私も出来たら単身赴任するような人が夫だったら良かったのにと思うし、実際に単身赴任していた友人とかは楽しそうだったもの。ある程度子供に手がかかるときには手伝うような夫ならいてもいいけど、全くのお荷物なら要らない。

まぁ、そうは言っても仕方ない。この年になると大抵が我慢しながら離婚せずにやっているんだから。

坂口杏里さんの離婚

離婚するだろうとは思っていたけれど、身辺が落ち着かないのは気の毒な人だよね。

お母さんは素敵な人だった。あの坂上忍さんが坂口良子さんに杏里さんのことを「よろしく頼む」とお願いされたようだけれど「匙を投げた」ような事を聞いたことがある。

わかるような気がするし、坂上忍さんのように常識的だったり礼儀を大事にする人なら、杏里さんの性格を一目で見抜いて矯正しようがないと思ったんだろうと。

自分で事を荒立たせてしまうようなところがあるのかな。お母さんが生きていたならまだ守られて違ったかもしれないけれど、結局自分の人生は自分だけのものだから立ち直るのも落ちていくもの自分次第だろう。

荒んだ子

「荒んだ」などと言ったら失礼になるかもしれない。でもそう感じた子がいた。

中学から特別支援学級で息子が学んだクラスには家庭の事情で親御さんと離れて養護施設で暮らす子が何人かいた。大抵の子は人懐っこくて話をしたり聞いたりして欲しい様子だった。

たとえ誰でもいいから大人たちに「見て欲しい」という気持ちが強いのはきっと小さな子供が親に「見て!見て!」と要求するのと同じかなと思って見ていたものだ。

1人だけ親御さんが亡くなっていて兄弟もいなくてかなり複雑な事情がありそうな子がいた。

その子とは特別支援学校もクラスは一緒で見た目は至って普通で何でもそつなくこなすし、IQも高かったんじゃないかと思う。でも何せ情緒面が不安定で不満や怒りをため込んでいて、カーッとなってしまったり、表情からして寂しそうに落ち込んでしまったり浮き沈みが激しい様子だった。

担任の女性の先生もベテランの域に達する年齢だったが、彼の気持ちを抱えきれず混乱させて解決にならずにおしまいといった感じが見て取れた。子供のことより保護者受けを気にするような先生だったから親のいない彼の気持ちに寄り添えなかったように思えて残念だ。

学校の先生も「人」を育てると思うと本当に厳しいものがあると思う。

私だって我が子にでさえ、手をこまねいてしまうのに何人も見て接することは大変だ。

卒業後、彼はどうしているか知る由もないが、頼る身内はいなかったようだから、施設の中でも誰か頼れて相談できる職員の方でもいたならいいと思っている。

何が言いたいかと言うと、誰でも心に寄り添ってくれる人は必要だという事。これは特別支援学校に行ったからということじゃなくて誰にでも言える。

坂口杏里さんならお母さんがそうだったと思う。

スタインベックの「二十日鼠と人間」

頭の弱い大男レニーをジョン・マルコビッチ、相棒の頭の切れる男ジョージを監督兼務でゲイリー・シニーズが演じていた。これはリメイク版らしい。

ジョージは相棒のレニーをかばい失敗の後始末をしながら、農場を転々として時代の底辺で何とか生きている。ジョージがレニーの保護者のように見える。

だがある出稼ぎ先でレニーが誤って農場の女を殺してしまい2人は逃げるのだがラストでジョージはレニーを大切そうに抱きかかえながら銃で彼の命を奪うというもの。

あまりにも愛に溢れたラストにジョージの気持ちが良く分かる気がして、「エデンの東」よりもずっとこの映画が心に残っている。

恐らく私も息子と自分を重ねたからこんなにも悲しくて、でもホッとしたラストだったのだと思う。

レニーにとってジョージのように頼れる誰かがいたら、守ってくれる人がいたらそれは本当に幸せなことだと思う。

だから私も息子のためには元気で長生きをしなきゃならない。そうは思っても先のことはわからないんだけどね。

累犯障害者

「二十日鼠と人間」の映画とは逆にとても胸が苦しい、でも読むべきだった本が「累犯障害者」だった。読んですぐにブックオフで売ってしまった。

著者の山本譲治さんが刑務所の実態を書いたもの。国会議員時代の何かの罪で入った刑務所で障害者が多く収容されている実態を目の当たりにしたその当時の様子が赤裸々に語られている。

読んだのはかなり昔だがその当時、これからは刑務所が福祉施設になると言っていたと思うが実際今やそうなりつつあるとも聞く。

刑務所は凶悪犯罪や重い罪を犯した者を収容する場所であり、けれどそれ以上に家や仕事がなく生活に困って万引きなどの軽微の罪を繰り返す人を収容する場所になっている。

知的・精神・身体障害者が占める割合が増えているという。

この本を読んでこわくなり、でも現実なんだろうと思わざる得ないような納得する本だった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました