面白かった「アドルフに告ぐ」

雑記ブログ

今日は息子の仕事が休みなので送迎はなしで、1人で用事を足して来るつもり。

晴れて気持ちの良い朝を迎えて思うことは平和の有難さ。

「アドルフに告ぐ」

手塚治虫さんの漫画本「アドルフに告ぐ」をブックオフで買ったのだが読み応えがあった。

第二次世界大戦のナチスの台頭した時期や日本がアメリカに起こした真珠湾攻撃だとかいろんな出来事が網羅されていて歴史のおさらいをしているようだった。

「アドルフに告ぐ」はアドルフという名前の人物が3人出てくるが1人はアドルフ・ヒトラーだ。

その他にユダヤ人で日本に家族で亡命してパン屋を営むユダヤ人のアドルフ、もう1人は日本人女性と結婚したドイツのナチ党員の夫婦の下に生まれたアドルフだ。

その3人のアドルフの出自と生き様が文字通り三者三様でまるで映画を見ているような世界だった。

ヒトラーは歴史に多くが語られているから分かるけれど、手塚治虫さんの漫画で描かれるとヒトラーの最期の頃の精神病的な表情や行動がおぞましく感じた。

誰も信じられない状況で無茶な指示を部下に与えるという行為、今の時代ならプーチンを想像するけれどついぞ選挙でプーチンは勝利を納めている。

プーチンの独裁ぶりは強権を発動したのか、誰もノーと言えない程の元KGBの徹底した手腕を発揮したからなのか・・・終わりはあるのか。

ドイツ人と日本人女性の親を持つアドルフは少年時代に親から離されてドイツのヒトラーユーゲント(ナチスの青少年団)に入れられる。

映画サウンドオブミュージックにも出て来るトラップ一家の逃亡を密告してしまう少年兵のようにどこかしら後ろめたさと葛藤していた当初のアドルフだったが・・・。

好きになったユダヤ人の娘とその一家をナチスの弾圧から逃がしてあげようと東奔西走する姿にハラハラした時もあったが・・・。

でもそんなアドルフがタガが外れて、後にはユダヤ人弾圧の急先鋒として殺戮に手を染めることになる。

日本で暮らしていた幼い頃にはユダヤ人であるアドルフと仲良しだったのに、思想を捻じ曲げられいつの間にかユダヤ人を殺めることが彼の正義になるのだ。

世界で少年兵が存在するのも思想を若いうちに変えてしまえることもあるからなのだろうか。

今の時代と違って日本でも思想の弾圧が行われて特高警察の拷問なども出て来て史実に忠実だ。

ゾルゲや尾崎秀実なども登場してスパイの暗躍した戦争の一端も見せてくれる。

話が拡がると満洲国まで行きそうだが満州自体は文字で登場する程度、大陸浪人みたいな風体の人も脇に見られたような気がする。

自分の知る手塚治虫さんは「ジャングル大帝」とか「鉄腕アトム」とか雄大だったり夢のある未来を思わせてくれたイメージだがこの漫画は残酷で悲惨な時代を描いていた。

しかもこの「アドルフに告ぐ」は週刊文春に連載された漫画だったとは、何かしら読むべきだった縁を勝手に感じている。

戦時中のあらゆる出来事や考え方などが集約・網羅されている「アドルフに告ぐ」は歴史の教科書や小説を読む以上に視覚に訴えかけてくる。

日本にいると戦争は対岸の火事でしかないけれどせめて戦時中のことを忘れないで心にとどめておくことはしたいと思う。

最後の方でパレスチナ問題にかかって終わりを迎えるが、文章で読むと混乱しがちなパレスチナ問題が手塚治虫さんの本だとすんなり分かったような気がした。

とは言ってもパレスチナ問題は複雑な問題であることは変わらないし自分は分かったような気でいるだけだ。

「アドルフに告ぐ」はとても読み応えがある本で実りがあったと思うけれど、きっとまた自分は忘れてしまうことが多いのだろう。

ウォーキングとホッカイロ

午前中は買い物と用事を足しに1人で外出し、外出先で駐車場に車を置いて歩いて用事を足す。

何とか5000歩は超えたし、歩いていると上着を来ていてちょうどいい程度で晴れているから寒さは感じない。

暑くなったらなったで思ったほど歩けないものだから、虫も少なく今の時期か秋の少し寒さが増したかなという時期がウォーキングにベストかもしれない。

歩いていると風が少しくらい吹いていても寒くは感じないのに、家の中で動かずにいると途端に寒く感じる。

いつも腹巻の上にホッカイロのミニを貼っているのだが、暖を取りたくて腹巻をぐるっと廻してホッカイロを腰に当てる。

自分で温めたい箇所にホッカイロを貼ればいいだけだが、腰に貼るとすぐに温かくなるがやがて熱く感じて腰よりも少しお尻方向に移動させる。

お腹にカイロを貼ると内蔵の働きが活発になり、腰に当てると血行を促進し冷えを解消するという。

体が温まって来たらしく眠気がやって来る。

そうやって暖かさは腰やお尻だと実感するのだが、お腹に貼っていると皮下脂肪が十分過ぎるからか温かさは全く感じない。

特にレギュラーサイズのホッカイロを今回は多く利用して温かさを実感したし、もうミニのホッカイロじゃ温かさが物足りないかもしれない。

そうなると次の冬にはミニのホッカイロを2個貼るとか数を増やす対策でも取ることになる。

今でさえ60個入りの大箱で購入しているホッカイロだけど、もっと保管していた方がいいかもと最近は考える。

自分のホッカイロの消費量は半端ないと思う。

少ない知り合いの中でも日々ホッカイロを貼っている人はいない。

透析をしている友人も「冷え性だ」とは言っているがホッカイロは透析の時だけらしいしそれも毎回ではないようだ。

ホッカイロが不足したらと考えるとそれはお先真っ暗で青ざめる程度ではいられないだろう。

自分にとってホッカイロは他のどの薬や食べ物よりも依存しているものと言える。

この先貯金は増えなくてもホッカイロの在庫は更に増えそうな気がする。

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