中山七里さんの「ヒポクラテスの悲嘆」

雑記ブログ

昨日は「坂上どうぶつ王国」が入ることを夕方になって、新聞の番組欄で気づき慌てて録画予約をした。

それからはリアルタイムでもやっぱり見たいと思い、急に張り切りだした。

幸い夕食もシャワーも早い時間に終える家なので、片付けも頑張れば「坂上どうぶつ王国」の始まる19時前に終えられる。

最近は食事前にシャワーを終えるからシャワーの後に水気を拭き取る作業もサッサと終わらせる。

夕飯を終えて少しおやつをつまんだ後に急いで洗い物をすませて歯磨きを終えて、19時5分前には「坂上どうぶつ王国」を見る準備が完了した。

坂上忍さんは推しではないが、尊敬する人物の1人と思っている。

推しがいるとしたらストレイキッズという韓国のボーイズグループだが彼らの曲やなんかを毎日ティックトックで見ては人知れずにやけている。

坂上忍さんは他にもレギュラー番組を持っているが殆ど見ることはない。

「坂上どうぶつ王国」は自分にとって特別で、昔貴乃花の母親紀子さんが夫の相撲を見る時にテレビの前で正座をしたというが自分も同じ気持ちで襟を正すつもりで見る。

「坂上どうぶつ王国」スペシャル

坂上忍さんのお宅で合宿中のギン太郎君は、結局坂上家の家族として坂上忍さんご夫婦が里親になることとなった。

あれだけ手のかかるギン太郎君、突如怒りのスイッチが入ってしまう老犬でありこの先里親候補さんが現れる可能性は難しいと思われた。

ギン太郎君の保護当時の経緯もあってご夫婦で引き取りを検討していたようだ。

けれどそれまでも保護犬や保護猫の里親募集が難しい時に、さかがみ家のスタッフや坂上忍さんが引き取るかどうか検討されていたようだが実際の引き取りは避けていた。

坂上忍さんに言わせるとスタッフが引き取るというのは最後の手段・切り札であり頻繫に使ってはいけないという不文律があったと思われる。

でもさすがにギン太郎君に関しては、切り札を使わずにいられなかった。

すでに多頭飼育している坂上忍さんのお宅で多分これで最後という思いで迎えいれることになったギン太郎君。

ギン太郎君の過去はきっと幸せではなかったのかもしれないけれど、これからは幸せでしかないと坂上忍さんの奥さんのおっしゃる通り最後まで幸せでいられると思う。

里親としてギン太郎君を引き取る覚悟をした坂上忍さんご夫婦には、なかなか真似出来ない崇高な行為だ。

ギン太郎君の状態を同情することは出来ても、家族として引き取って可愛がることができるとはなんと愛情深い方たちだとつくづく感じる。

去年から今年にかけて坂上家の大型犬のコウタ君サンタ君が亡くなって、散歩の距離が短くなっていたようだがギン太郎君が来てまた散歩の時間は増えている。

ギン太郎君はその年齢にしてはかなり長距離の散歩が大好きなようだ。

年齢が年齢だからギン太郎君の今後が幸せで完結することを祈るし、きっと坂上家が住まいになったことが既に保証してくれる。

人慣れしたリカちゃん

choyさんの家で人慣れ合宿の末、顔つきも変わり甘えられるようになった黒猫のリカちゃんは里親候補さんが見つかってchoyさんとの別れがあった。

半年かけて天塩にかけたリカちゃんとの別離はchoyさんの涙や気持ちを考えるとこちらもほろっと来るものがある。

リカちゃんの顔つきが当初とすっかり変わって、何て魅力的な猫なんだろうとテレビに映るだけでウットリする。

人馴れ合宿としてもう1匹さかがみ家から依頼された三毛猫も加わり、リカちゃん効果もあって2匹とも人慣れを無事達成。

choyさんという方のお笑い芸人歴は全く知らないが、「坂上どうぶつ王国」を見ての人となりは素晴らしいと思う。

3人家族のようにくつろいで楽しく暮らす様子を見ると、リカちゃんを手放す辛さにchoyさんが涙して当然だ。

いつもなら2時間スペシャルだと1時間だけの放送だったのが全て放送されたから、今回の「坂上どうぶつ王国」は見応えたっぷりで楽しめた。

自分にとって癒し効果の番組で気に入っているから、北海道での放送があったことが何より嬉しかった。

ヒポクラテスの悲嘆

中山七里さんの「ヒポクラテスの悲嘆」を読んだ。

過去に”御子柴”という一風変わった経歴の弁護士だかが出て来る本を読んだ気がするが、それ以来しばらくぶりの中山七里さんだ。

5つの事件のどれもが8050問題に近い話で、林真理子さんの「小説8050」は希望を持てる話だったがこちらはもっと現実に近い。

「ヒポクラテスの悲嘆」はもっと悲惨な事実を突き付けられたような話だった。

巧妙に事故として片付けられそうな事件が解剖によって事件として立件化される。

法医学教室での解剖が出て来るが、以前読んだ本にも解剖で事件化が判明するような案件も解剖自体手が回らずにいると聞いたことがある。

あれは海堂尊さんの本だったろうか。

とにかく解剖せずに焼却してしまえば犯人にとっては好都合になるということだ。

亡くなった父親を装って生きていると見せかけて、年金を受け取り続ける引きこもりの60代の息子とか。

年上の妻の介護に嫌気がさし、風俗に入れ込んだ挙句妻を殺害して保険金を受け取るつもりが妻に逆に命を奪われる夫など。

どの事件も現実に起こっていたりして、最近のニュースでも年金欲しさで親の死を隠す事件など・・・よく聞くことでやりきれない。

最後に至っては5つの事件の悲惨さの裏に潜む自立支援施設の代表の目論見を察知した刑事。

引きこもり問題を支援すると見せかけて、家族崩壊を仕掛けていたこの代表こそが恐ろしい人物だったと知ることになる。

今の自分に起こっていないだけでいつ自分の身の上に起こるかもしれない家族の中での闇の話だった。

そして何も知らずに買ったけれど「ヒポクラテス」シリーズとして他にも本があるようだ。

暗い話だったのでこの後は、息子に借りたDVD「とんねるずのみなさんのおかげでBOX」を見ようと思う。

とんねるずは自分の世代だが、今は昔のものでも何でもありで時代を超えて面白いものをYouTubeなどで見つけることが出来るようだ。

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