朝からの雨だが気温は昨夜から涼しくて窓も閉めて布団をかけて眠ったくらいだ。
今日の気温も20度にはいかない予報だ。
予報によると来週は30度まで上がらないらしく、スピッツの公演の日もそれほど暑くない。
逆に冷え性の自分だと夜は寒さ対策が必要になるかもしれない。
ホッカイロは常備しているが腹巻きも考えたらいいかと思ったりしている。
ちょっと心配し過ぎだろうか…。
神社へお詣り
友人の影響で行ける時には1日と15日に神社へお詣りをするようになって数ヶ月になる。
今日は仕事が休みなので息子も一緒にお詣りに行った。
確か前回の1日も仕事休みでその時にも一緒に行ったものだ。
お詣りの話をすると、普段は初詣にも行かないが足の爪周りの腫れが今は息子にとって大問題なので前回は「行く」と言って話に乗って来たのだった。 今回も然り。
お詣りしたから足指の具合が良くなるとは思わないが、気持ちの持ち方が前向きになるといいと思っている。
今日は息子だけがおみくじも引いて『大吉』と出て、七転び八起きがどうとか書いてあったから”時間がかかっても望みが叶う”とこじつけのようだが話す。
『大吉』が出たことでモチベーションが少しでも上がるなら、神社に来たかいがあるというものだ。
今日は土曜日だがどうも曜日の感覚がおかしく、日曜日の気がして午後からは録画した「はやく起きた朝は」を見ようなどと張り切って家に帰って来た。
息子の休みは固定ではないが大抵、土曜日から月曜日にかけての休みが多いからそんな間違いをしてしまったのだろう。
今回は金曜日と土曜日が休みになっているから、珍しいことで調子が狂う。
林真理子さんの本
昨日は林真理子さんの本「マリコ、東奔西走」を読み、久しぶりに笑わせてもらった。
さすが林真理子さん、知性も笑いも含んでいてこの本1冊で幸せな気分になれた。
マリコさんのご主人
相変わらずご主人のエピソードは苦笑してしまう。
いつも𠮟られるようなのだが、お正月早々の”初怒鳴り”というフレーズには笑い声が出た。
怒鳴られるのは嫌だと思うし、ネチネチと言われるものも嫌だがマリコさんのご主人はどちらもありのようだ。
”内でストレス、外でストレス”と言うマリコさんの言葉通りだと大変だ。
作家として日大の理事長としてお一人様でも充分生きていける力量がありながら、夫婦として暮らしている姿は尊敬に値する。
それでもエッセイということでマリコさんの心の内がチラチラ出て来て笑わせてくれる。
今、住んでいる一戸建て住宅に節電のための太陽光パネルをすすめられたことで始まる夫婦での話。
太陽光パネルの工事でかかる費用は100万円くらいだが20年で元が取れるとご主人は説明を受けたらしい。
マリコさんは太陽光パネル設置には反対で、マリコさんの心の声は一軒家にお金がかかることから時期を見てマンション住まいに変えたいというものだ。
マンション住まいになる頃マリコさんの心の声は(1人でのびのびと・・・)という未来図があるようだ。
そうとも知らずご主人の「そうだよな、20年後にはオレも生きてるはずないしな」の声に(そうだねー)とは言えず沈黙。
多分、マリコさんは長寿の家系だからあと20年は軽く行けると踏んで、既にご主人を看取る覚悟が出来ているみたいだ。
確か「成熟スイッチ」の本だったか、娘さんに『ママは孤独死防止・・・』何と言ったかここまでしか出てこなくて検索に走る。
林真理子さん、娘から「ママは『孤独死防止協会』から派遣されてるボランティア」結婚33年
日刊スポーツ
と、言うことで”『孤独死防止協会』から派遣されてるボランティア”が正しい。
しかも「成熟スイッチ」ではなくて「徹子の部屋」でのお話みたいだ。 記憶ははかないものだな。
とにかく”孤独死防止協会派遣のボランティア”という覚悟でご主人を引き受けている(失礼)と言うことだ。
ご両親から知性と健康を授かったと思われるマリコさん。
マリコさんはご主人から𠮟られたり怒鳴られる時があっても、まだ夫婦としての会話が成立しているから立派だ。
安倍元総理の国葬・日大理事長・市川團十郎白猿さん
「マリコ、東奔西走」には安倍元総理の国葬関連の話もあって、当時を思い出しながらマリコさんの考え方に頷きながら読む。
色んな考えが人にはあると思うが、経験を積んだマリコさんの意見には素直に頷ける気がした。
そして日大の理事長となり更に多忙になっているにも関わらず、ストレスの発散が食べることらしく体重が2キロ増えたとあった。
日大問題に関わった人たちがこぞって、「瘦せた、体重が減った」との声が上がる中でマリコさんはやっぱりただ者ではないと誇らしくなる。
今話題の不倫とはまた別の不倫(当時の)話もたくさん見たり聞いたりといった体験から、ご自分の考えがしっかりしていて観察力とか洞察力の鋭さは作家さんそのものだ。
嬉しかったのは一番最後の巻末というのかな、特別編(特別寄稿?)ということで”海老蔵さん”こと”市川團十郎白猿さん”の逸話が載っていたことだ。
今をときめく海老蔵さん若かりし頃に林真理子さんは日本舞踊のお稽古場で一時期同じところで習っていたそうだ。
当時の名前は”新之助”さんだった海老蔵さんは女舞だけを習いに来ていて、今とは違って”やんちゃ坊主だったらしい。
お稽古が長引くと「先生、もうわかったからいいよ」と言って師匠に怒られていたエピソードとか今では聞けないような話があって嬉しかった。
市川團十郎白猿さんの襲名披露公演にも行って彼の今をときめく姿に感嘆しながらも(もっと手なずけておくべきだった)との言葉にクスッとなる。
歌舞伎の世界のスーパースターである市川團十郎白猿さんを讃えながらもチクッとプライベートを諌める感もあるような。
林真理子さんは歌舞伎の世界にも造詣が深くてたくさんの出しもの?をご存知で作家という職業を伏せたとしてもボケる心配なしに思える。
が、そうかと思うと帰宅途中に道に迷ってそんなご自身を認知症?と疑いかけてと、自分との近さを感じて嬉しくなった。(認知症の疑いを嬉しく思ってはいけないが)
マリコさんの心配は稀有に終わり単に道を1本間違えて遊歩道を歩いていたとかだったと思う・・・読んですでに忘れかけているが結局おおごとではなかった。
いつもたくさんの人たちとの会食で予定は埋まっていて、そんな中での会話で頭が冴えわたるのだろうから認知症の心配はマリコさんに限ってはないだろう。
いつもパワフルな林真理子さんは日大には勿論自分にとっても救世主だ。
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