今日は歩いて用事を足したいところだが、予報は雨だからきっと無理だろう。
それとも今日の予定を明日に延ばすか・・・考え中・・・杓子定規に考え過ぎているのかもしれない。
明日出来ることは明日にすればいいだけの事なのだが。
何だかんだ考えているうちに、雨が止んだ時があったので折りたたみ傘を持って郵便局まで向かうことにした。
今日は能登半島の大雨被害の義援金を振込んで来た。
誰にも言うことはないし、身内に言ったらまず「真面目ぶってる」と嫌味を言われるに過ぎない。
自慢することじゃないし、こうやって振込した用紙の控えを車の小物入れの底に入れてお守りのつもりでいるのだ。
単に自己満足でありおまじないみたいなもので、こんなことを誰に言えよう。
僅かな時間ではあったが雨が降らない中で歩くことが出来た。
時間にして30分程度だろうか、歩数も4490歩と5000歩のノルマに満たなかったが雨に濡れずに用事を足せたので満足だ。
息子を迎えに行った時にはまた雨が降り出していたが、小雨なのでこの程度ならジョギングやウォーキングが日課の人ならやっていただろう。
赤松利市さん「風致の島」
自分が買ったのは文庫本の「風致の島」で読み終わってあとがきを読んだ。
2020年発行とあるから単行本もつい最近書かれたようで、自分はそれに気づかず2024年に文庫本になってから買ったらしい。
かつてゼネコンのエリート社員だった主人公が、海外の島で隠遁生活を送っている。
赴任先である島のリゾート計画が頓挫した後会社を退職し、会社から不正に得た裏金でもって島に残り自堕落に日々を過ごす。
けれどそんな主人公に、島の途方もない巨額が動くリゾート開発計画の企画立案が持ち込まれる。
かつての仕事に期待が膨らみ、裏社会との取引で騙し騙され深みにはまって行く主人公。
赤松利市さんの話にはいつもご自身の体験が綴られている。
ギャングの襲撃とかはフィクションだろう。
けれど除染作業に駆り出される場面とかエリートから末端の土木作業員になった下りとかは事実かと思う。
今回はページをめくるスピードは速まらなかった。
おそらく自分が老化しているのが原因だと思う。
けれど冒頭の話に出て来る島で行われる祭礼とか、呪術をする人物などから現代より少し遅れたイメージを持った。
それが途中からは裏社会の人物の屋敷に主人公が恋人と匿われることになった場所は近代的な設備の屋敷と思われた。
主人公の恋人(と言えるのか?)が精神疾患みたいなものになった原因が、主人公のかけた呪いが原因とか女医もどきの人が言うのも疑問。
実際に自分に特別な力や見えるものもないから、呪いとか全くそういった世界は信じていない。
身近にそんな能力を持った人を知らないし、そういう特殊な能力を持った人がいたとしたら存在自体を隠すだろうし。
赤松利市さんが1〜2年暮らしたことのあるバリ島が舞台だと言うが、出だしは古式ゆかしい雰囲気を感じた。
怪しげで不可思議な人物が色々出てきたが、裏社会の人物は忽然と存在を消してしまうし最後まで疑問のまま展開して行った。
裏社会だから首を傾げるような謎に包まれているのかもしれない。
裏社会は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「ゴッドファーザー」の雰囲気がかなり好きだが「風致の島」からその雰囲気は感じなかった。
「風致の島」は分からないことは分からないまま終わったみたいで、全てが夢の中であってラストだけが現実のような気がした。
でも赤松利市さんは好きな作家さんではある。
きっと赤松利市さんもエリート社員としてバリバリ活躍した時期と、凋落の時期を辿った時期もあり波乱万丈の人生経験を持っている。
それにしても赤松利市さんの描く男女関係は、自分の知る世界とは全くかけ離れている。
きっと一生理解は出来ないと思いながらもそんな世界に思いを馳せる。
自分は平凡がいいと思うし、毎日が滞りなく終わればそれでいい。
望みは高くないし毎日小さな嬉しい事があればそれでいいと思っている。
マイナ保険証
12月2日からはマイナ保険証に切り替わる訳で、切り替える必要があるがまだ実際に切り替えてはいない。
近々、歯の定期検診を控えているからその時はマイナンバーカードを持参して切り替えることになるのだろう。
今の保険証は、12月から「マイナ保険証」に切り替える必要が!? これまでの保険証よりも“メリット”は多いの? 切り替えなかった場合の措置とあわせて解説
正確な情報を医療機関に伝えられる
高額療養費制度を簡単に利用できる
医療費控除の利用が簡単になる
ファイナンシャルフィールドより
国の決めたことに従っていろいろやって来ているけれど、記事にあるコメント欄を見たらこれでいいのかと思ったりする。
けれどポイントがもらえる時は喜んで貰ったりもした。
マイナンバーカードを作っていない友人もいるが、経過措置が設けられているという。
マイナンバーカードを作らない意志の人たちはきっと強い意志で作らないことにしていると思うが。
資格確認書を保険証代わりに使えると言うが、経過措置というのは1年間とあるがその後はマイナンバーカードを作ることになるのか。
今日は寒いからお風呂に入る。
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