森の中も暑かったウォーキング

ウォーキング

夜中に雨の音がして明け方までは降っていたが、出かける頃には止んでいた。

雨はまた午後から降るらしいから、午前は歩けそうだ。

息子を送った後、皮膚科の受け付けを済ませて今日は森を歩くことにした。

ウォーキング

曇り空で気温も昨日よりは低めとあり、気持ちよく歩けるかなと思っていた。

確かに気温はそれ程高くないのかもしれないが、湿度が高いみたいで変に暑い。

昨日の天気予報でも湿度の事を言っていたから、やはり湿度が高いようでじっとりと汗ばむみたいだ。

少し前に見つけた掩体壕のある場所を通ってみたいと思い、多分こちらの方向かなと思って歩き出す。

記憶というのはあてにならないもので、予想していたよりもかなり遠くに掩体壕の案内板を見つけた。

今日は掩体壕の写真は撮らなかった。

道なりに歩いていたら、いつの間にかどんどん森の奥深くにまで来てしまった。

気づくと住宅のある場所にまで来ていて、森を端から端まで突っ切ったようだ。

今日は太陽が見えないこともあり、一瞬どの方角にいるのか迷う。

森の付近だから「森」が住所に付く辺りだが、見たことのない住宅の連なりにどの辺りか見当がつかず彷徨っているのが何だか楽しい。

自分が住んでいる町なのに知らない場所にいるのは新鮮な気分がする。

やがて向かう先に見知った病院を見つけて、やっと位置が分かり方向感覚が戻った。

森から来たのだからまた森に戻ろうと思い、パークゴルフ場に沿った道を歩き出す。

ちらほらとパークゴルフをする組がいるけれど、特に混雑しているでもなくのどかな風景だなと思う。

見るのは良くても、いざやるとなるといろいろ気を使うんじゃないだろうか…。

パークゴルフ場の脇道を抜けてまた鬱蒼と茂った森の中を歩き出し、住宅地に出た時一旦止めていたスマホの曲を森またかける。

松田聖子さんの曲を集めたフォルダを開く。

けれどこの森の中がやたら騒がしく、以前聞いた鳥の鳴き声と違って虫の鳴き声が物凄くうるさかった。

「ガーガー」「ギーギー」「ゴーゴー」という風な、どう表現したらいいか分からないような聞いたことのない鳴き声だ。

せっかくの松田聖子さんの歌も搔き消えがちになり、ムシムシする上に本物の虫が辺りを跳びかう。

雨に備えて折りたたみ傘を持って来たので、振り回したり肩を叩いたりして追い払う。

今日は思ったように心地よく歩けないまま、約1時間のウォーキングを終えた。

今のところ痒みはないから、虫刺されの被害はあっても軽いと思う。

森を歩くのはもう少し寒くなって虫がいなくなってからの方が良さそうだ。

週1の皮膚科

仕事帰りの息子を連れて毎週通う皮膚科に行く。

ここ最近の皮膚科は空いていて、以前のあの混雑ぶりが噓のようだ。

前は席がなくて立って診察を待つ人がいたものだが、今日も診察を終えて会計待ちも空いた席にすんなり座って待つことができた。

でも付き添いで来ている人などを見ていると、他人事ながら大変だなと思ってしまう。

今日みたいに空いていたらそれ程待ち時間もなくて済みそうだけれど、大抵は待ち時間が長いものだ。

高齢者のご夫婦とか、娘さんに付き添われてやって来る親御さんとかを見るともなしに見てしまう。

考えたくないけれど自分の老後を見るようで、スマホばかり見ていられる心境じゃない。

待ち時間を使って宮尾登美子さんの「櫂」を読んでいたのでもうあと少しで読み終わる。

同時に読むつもりだった石井光太さんの「ヤクザの子」の方が、最近は置き去りになっている。

自分の予想では「ヤクザの子」を見た勢いで「櫂」を少しずつ読み進めるようになると思っていたけれど俄然面白くなってきたから「櫂」ばかり読んでいる。

それでも分からない言葉とか見慣れない漢字とか、色々難しいけれどそれでもページが進むという風だ。

ただ「ヤクザの子」は数人に聞き取った話からなっているので、どちらかというと短編集みたいな感じで区切りがいいから後回ししているのもある。

それに何よりも1人ずつ悲惨な人生が綴られているから、これはこれでじっくりと読みたいと思う。

育つ環境というのは大事なんだと思うし、良くない環境から抜け出すのは酷く難しいことだと知ることになる。

先生の診察を終えていつものように看護師さんに液体窒素を当ててもらい、消毒してから薬を塗ってもらう。

毎回色んな看護師さんに手当をしてもらうのだが、息子が手当の最中に腕時計を見ることがあり前回時計を見るのは止めた方がいいと話した。

急いでいるかのように見えて治療してもらうのに失礼だと話したら、分かったらしく今日は時計を見ることはなかった。

特に早朝からの仕事の時などで自分が息子の足の爪の手当をする時にも、時計を見るのが気になっていた。

それでなくても仕事始めには充分間に合うように家を出ているのだが、とにかく急ぎたいらしいのはどうしてなのか分からない。

出かける時間を告げてもそれより早く準備してしまうというのと、時計を見るのも癖なんだとは思う。

皮膚科でも看護師さんに対して急かしているかのようで気になっていた。

何でも早め早めがエスカレートしがちなので言って分かることは伝えたい。

そんな環境にいるからか自分にしても、何でも時間よりも早く始めることが多い気がする。

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