朝から曇り空で早朝から仕事の息子を送った頃には霧が出てきた。
出かけた時よりも霧が濃くなって来た感じだ。
車の窓ガラスにも小さな霧雨がつく。
今日も車は公園の駐車場に停めている。
河川敷は霧がもっと濃いかもしれない。
土曜日の河川敷は何かしらスポーツの催しがあって車が多いかもしれないと思って行かなかった。
歩こうと思えば歩けなくはないがでも霧雨の今は濡れたくないと思って、持参した宮尾登美子さんの「春燈」をとりあえず読むことにした。
ウォーキング
読書は30分もしていただろうか、霧雨が止んだようなのでいつもより遅くなったが傘を持って歩き出す。
今日のウォーキングは公園の中にした。
多分今夜か明日は雨になるから、雨上がりに歩くよりも今日がいい。
今日なら湿度は高いかもしれないが、ただ歩くだけなので汗もかかない。
どんよりとした天気で日も照らず、木々が生い茂っている場所は薄暗い。
公園内のステージではヨガ教室なのか先生と生徒さん6人がゆっくりとポーズをとっている。
すこし前にこの公園で大々的なヨガの 催しがあったという新聞記事を見た。
その延長でヨガが行わているのだろうか。
ヨガを指導している先生は、中型犬を抱えている。
というのも、他の散歩している犬が通ると反応するらしく先生の犬が激しく吠えまくっている。
リードをつけているけれどそんな愛犬をなだめながら生徒さんの指導を続けている先生は大変そうだった。
外でのヨガは気持いいんだろうか?
外で食べる食事が美味しいのと同様に、外で行うヨガも沢山空気を吸えるし爽快なのかもしれない。
今日の気温は30度はいかないらしいが、ジメジメと湿気は感じるから暑い時以上に不快指数は高めかもしれない。

今日は土曜日だからか、パークゴルフを楽しむ人たちや散歩やジョギングの人で公園は賑わっていた。
ウォーキングそのものはいつもよりも少なめだったけれど、その後に足した用事もあってほどほどに歩くことが出来た。
ウォーキングしていると公園内の掲示板に、ウォーキングは1万歩歩かなくてもいいとか書いてあった。
確かに1万歩にこだわることはないらしいし、それよりも歩くスピードとかが重視されるようだ。
それにウォーキングをしていればいいということでもなく、安心して慢心することの方が良くないかと思う。
「坂上どうぶつ王国」と「ヤクザの子」
午後は昨日放送された「坂上どうぶつ王国」をティーバーで視聴する。
さかがみ家の保護犬猫の話題は少しだけだったけれど、それでも里親さんが現れて無事にさかがみ家を卒業した子を見て何とも温かい気持ちになった。
里親さん宅でのトライアルの風景が映って、小さなお子さんと戯れる姿は既にしっかり家族になった様子だ。
放送の終わりの出演者の方々との会話で坂上忍さんが言った「動物が(家に)いなかったらとっくに別れている」という言葉には苦笑した。
「動物がいるから会話が生まれる」とか「動物にストレスを与えたくないからケンカをしない」とか言っていたけれど、動物でも子供のいる家庭でも同じことだ。
どれだけ我を抑えて子供のために、過ごせるかで子供に与えるストレスも変わってくる。
坂上忍さんの言い分だけがテレビで放送されて、奥さんにも言い分はあるだろうけれど動物ファーストでお互いに気を付けているだろう。
来週も放送があるから楽しみではある。
丁度石井光太さんの「ヤクザの子」を読み終えたところだから、坂上忍さんの言葉は本当にその通りだと頷くしかなかった。
石井光太さんがインタビューした14人の「ヤクザの子」たちは、縋るものがない境遇であり実の親に利用されたりと物心がつくとグレるのも当然かと思う。
最初に登場する数人は親がとんでもなくて親と呼べないような人が多くて、生まれて来ていいことなんて有り得ないような境遇の人が多かった。
本の中で、石井光太さんの見解というかこの本を書くことにした動機みたいなものが載っていた。
暴力団の家庭で育った子供たちは、そうではない家庭の子供と比べて、社会的養護の対象になりにくい
- 虐待などがあったとしても暴力団家庭に立ち入ること自体が困難
- 両親が暴力団という立場ゆえに公的支援を拒絶する
- 環境ゆえに、子供たちも公的機関を頼ろうとしない
以上のような理由から本来なら親元から離して、児童相談所などで保護して施設での暮らしに導くところが放置されているといったらいいのか。
暴力団と聞いたら近寄らないのが世の中だ。
虐待にさらされていてもそのうちに子供は12歳頃になると家出をしてその後、どんな人間と繋がっていったかも書かれていた。
家出する子供は別に暴力団の家庭の子に限らないけれど、どんな子にしても家出をして自活出来るはずもなくなかなかいい結果で済むはずもない。
そんな人生が大半で「ヤクザの子」の内容のほとんどが悲惨ではあるけれど、そんな中でも幾つかは力強く未来を切り開いていく話もあったけれど。
でもどの話も辛苦を舐めつくしたような体験で、石井光太さんがインタビューした人はごく稀であり大抵の「ヤクザの子」が自身の出自を隠していると言っていたがその通りだろうと思う。
暴力団と一概に言えないが、トップクラスの人以外の凌ぎの大変さとかこの本から学ぶことは多かった。
あまりにも怖い覚醒剤の話など自分の知らない世界だけれど実際に身近にあるのだろう。
石井光太さんの新著に「血と反抗」というタイトル本があるらしい。
ヤンソギルさんの「血と骨」というタイトルを思い出す。
「血と反抗」は外国人労働者2世を扱っているらしく、さすがは石井光太さんで目の付け所が凄いと思う。
宮尾登美子さんの著書もまだ探さなきゃならないし、石井光太さんの本も忘れないうちに入手しておきたいものだ。
今日は扇風機も出してきて、時々止めるけれどやっぱり暑いとなって一番弱い風量でつけている。
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