埋まらないように歩く

ウォーキング

今朝は-17℃と寒かった。 最高気温も-7℃程度までしか上がらないようだ。

歩く時間は確保出来そうだけどあまりに寒くてちょっと考えてしまう。

薄っすらと降ったのか飛んできたのか雪があるのも、歩く時には滑るかもしれないと危惧している。

あまり頑張らずに気が向けば歩くことにしよう。

ウォーキング

結局、歩いて来たが今日の場合はウォーキングと言えるか分からない。

しばらくぶりに河川敷に行ってみた。

当たり前だけど除雪されてるはずもなく、数台の車が固まって止まっていた場所に車を停めてみる。

でも車があるということは人もいるわけで、足跡のある所を恐る恐る歩いてみる。

時折ズボッと埋まる時があるから慎重に歩をすすめる。

風がないのでそれ程寒さは感じない。

ウォーキングと言うよりも「埋まらないで歩く散歩」が正しかった。

河川敷にはもっと雪がなくなってから来るべきだと分かった。

それでも何組かはすれ違ったから歩きに来ている人はいるのだな。

確かに歩きだすと気持ちがいいし、河川敷に行って見て良かった。

歩いたのが午前中で良かった、午後は強風で雪が舞っている。

学校での盗難

名門・千葉高で「生徒による盗難」、SNSで情報拡散 学校は一部認める

産経新聞

自分が通った高校時代の3年間はクラス替えがなくて担任もずっと同じだった。

この記事のような名門ではなく高校を卒業すると半分以上が就職をする商業高校だった。

でも自分の頃にも金銭の盗難は3年間の間に時々あった。

大金ではないが自分も何度か盗難には遭っており、財布のお金が明らかに減っていたような時があった。

けれど学校に持って行くのは大金じゃなく学校帰りにちょっと食べるものが買える位のお小遣い程度だったから申告したことはなかった。

高3の時だったと思う。

担任がその盗難に関して「こんな事はしたくないが・・・」と前置きをした。

度重なる盗難被害の解決策として盗んだ者を探す目的で全員に目を閉じるようにと言い、心当たりのある者は挙手をするようにと命じた。

自分が犯人ではないのに目を閉じている時間、ドキドキしていたのを覚えている。

でもその時に挙手した者はいなかったようだ。

結局、卒業近くになって犯人がクラスの同級生にいたと知ることになったが、きっと何か心の病を抱えていたのかもしれない。

もともと親しい間柄ではなかったから卒業式とかにそのクラスメイトがいたか覚えていないし、卒業後どこかで働いたのか何も知らない。

けれどものを盗むようなことをする人とは思ったことがなかったから、驚いたことだけは覚えている。

自分なんかよりずっと明るくてポジティブな感じで部活動もやっていたような人だったから、人はわからないものだなと思った。

担任の先生は犯人が分かっていたらしいが、そのクラスメイトが学校に来なくなってから真相を知らされた。

だからクラスメイトから謝罪も返金もなかったと思う。

この記事の後、また続いて記事が出ていた。

屈指の進学校・県立千葉高で相次ぎ現金盗難、生徒が動画撮影し特定

読売新聞

別の生徒が盗難の様子を動画で撮影し、加害生徒が特定されたそうだ。

謹慎処分を受けた生徒は被害に遭った生徒らに謝罪しているとある。

昔なら考えられないことだけど、動画に撮られるのは決定的な証拠になるからぐうの音も出ないだろう。

心の病気

窃盗を繰り返すのは病気の一種らしく精神障害の一つだという。

物や金銭を盗むことでストレスを発散している可能性が高いのだという。

盗難の犯人だったクラスメイトがどんな状態だったのか家庭環境も知らない。

自分も高校以前から心には誰にも言えない辛さはあった。

今でいうなら摂食障害という言葉でくくられると思う。

医師でもない自分の勝手な診断だが姉からの肉体的・精神的暴力が思春期を迎えた自分に二次的な症状をもたらしたのだと思う。

心の病気だとは思っても当時、病院にかかるなんて選択肢はなくて、学校に行くのはしんどかった。

ギリギリの範囲で休むことを繰り返していたと思う。

学生から社会人になってからも人に言えない辛さは続いたし、転職を何度もしたものだ。

何でもなく普通に過ごせるようになるのに不調から10年以上かかっていた。

でも家の中のことは親も気づかず誰にも言えないことで、自分の触れて欲しくない領域だったからこれは死ぬまで自分1人で引きずって行くものなんだと思っている。

今は姉妹間での親しさはないが、何もなかったように振る舞うことは出来る。

「タイタニック」のヒロイン、ケイト・ウィンスレットが出ていた映画「愛を読む人」を見た時、凄く心に響いた。

年下の恋人との逢瀬の際に本の朗読をしてもらう女性、ある時突然女性は恋人の前から姿を消す。

成長した男は法律を学ぶため裁判を傍聴する。

そこでナチス戦犯として裁かれる被告席の1つに座るのは男の前から姿を消した女性だった。

裁判の傍聴がきっかけで男は自分の朗読したテープを刑務所の彼女に送り続ける。

その後法律を学ぶ男は傍聴したナチス戦犯の裁判で年上の恋人を目にして驚く。

しかし彼女は読み書きが出来ないことを知られたくないために彼女にとって不利な判決を受けることになり収監される。

裁判がきっかけで男は自分の朗読したテープを刑務所の彼女に送り続ける。

彼女の仮出所の際に唯一の連絡先だった男が身元引受人となり、出所後の生活の準備をするのだが・・・。

刑務所に迎えに行った朝、彼女が死を選んだことを知る。

字の読み書きが出来なかった女性は自分に不利な裁判ですら、その事実を隠そうとし続けた。

男の前から突然姿を消したのも、昇進が決まり事務職にされるのを恐れたためだった。

知られたくないことはずっと知られたくないものだ。

私自身、人に言えないことはたとえ今も付き合いがある幼なじみの友人にも言えない。

そういった意味では自分が心を許している人はいないのかもしれない。

唯一自分の心を救ってくれた本の世界が心の友かと思う。

本とその後知った映画の世界が考え方や思考に随分と影響した。

死刑囚の永山則夫がもっと早くに本を読んで知識を持ったとしたら、あんな事件は起こさなかったと思ったりするし、ついつい自分と重ねてしまう。

話が飛んでしまった。

高校時代、盗みを繰り返していたクラスメイトはもしかしたら、自分と共通するような悩みがあったかもしれない。

昔も今も接点はないから分からないが、記事を見てふと昔を思い出した。

でも心を治すのはお医者様ではなくて私の場合は時間だったんだと思うのだ。

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