今日はさすがにウォーキングは無理なようだから、「80歳の壁」を読み終えようと思う。
朝から真っ暗で気温よりも寒く感じる。
今日もウォーキング
何と今日も歩けて凄くラッキーだった。
歩き終えて車に戻った途端、足元の石に雨がポツンポツンと落ちてきて車に乗り込んだら本格的な雨が降って来た。
念のために折り畳み傘は持って歩いたけれど使わずに済んだ。
そんなに運が良い方だとは思っていないが小さな運は感じることがある。
歩数は6072歩、距離は4.0㎞。
これからも無理せず歩き続けられるといいな。
「80歳の壁」
俳優の田山涼成さんは和田秀樹さんの「70歳が老化の分かれ道」を読んでいらっしゃる。
和田秀樹さんの本を読み「今までやってきたことが全部否定された」そうだ。
ベテラン俳優が直面した70歳の壁 医者の「お年ですから」にショック【前編】
AERA,dot
自分が今、読んでいる「80歳の壁」も、読み終わった「60歳からはやりたい放題」も重なるところがある。
同じ人が書いているから当然だ。
多分、「70歳が老化の分かれ道」も読んではいないけど老いに逆らわず、老いを受け入れてやりたいことをことをするのがいいと言っているんじゃないかな。
年を重ねる毎に体のためにと我慢せず、やりたいことをやって食べたいものを食べるのが薬を飲むよりずっといいらしい。
和田秀樹さんの本を読んで入退院を繰り返していた母を思い出す。
良く亡くなった人に対しての後悔の念を聞くが、自分は淡々としたものでさほど後悔など感じなかった。
コロナなどない頃だったから入院中は毎日病院通い、退院すると毎日食事を運んで自己満足していた。
でも今さらだけど晩年の母に病院のまずい食事じゃなくて食べたいものを持って行ってあげたら良かったと思う。
見るからに食欲の出ないようなお粥を我慢強く食べていた母を思い出す。
いろんな我慢をして生き長らえることよりも、最後まで楽しかったと思えることを残してあげるべきだったのだ。
80歳を越えているのに何でも言いなりになって、しなくても良かった手術もあったと思う。
知らなければそんな後悔すら生まれなかったが、知らなかったことや間違った考えが分かって良かった。
後悔しても始まらないから、今は自分が実践出来ることをやろう。
和田秀樹さんの本を読んだことで、健康診断を過信しないよう自分の考えを改める。
数字に頼り過ぎず自分の体は自分にしかない特徴があるのだから、体からの声?を大事にしたい。
薬も今は何も飲んでいないがやっぱり毒でもあるから気を付けないと。
お医者さんの処方通りの言いなりじゃなく、体の反応次第で副作用が強いなら薬を変えて欲しいと自分の意見を言わなきゃいけない。
患者の声に耳を傾けないようなお医者さんにはこちらから願い下げみたいなことが和田秀樹さんの言うように出来るのかは、その時になってみないとわからないが。
昨日も思ったけれどお医者さんはやっぱりお偉いというか、格上に感じてしまうところが自分にはまだある。
だからお医者さん選びも重要らしいけどそこは選べる程考えられるかは微妙。
でもこれから先、何でも我慢してしまったり諦めることはむしろ良くないことがわかったからそれはしっかり 心に留めておきたい。
いろんなことを我慢したりやりたいことを諦めて体を悪くするのは和田秀樹さんの言う本末転倒だ。
もともと若いときよりも老いて行く今の方が気分的に楽に感じていたから、これからもそんな気持ちで生きて行きたい。
今の自分だってどれだけ維持出来るかなんてわからない訳だから、傲らずある程度は気を張ってやることをやり、やりたいこともする。
和田秀樹さんはお医者さんらしく「死」を当然のことと論理的な思考で捉えている。
その上であえて「死」を恐れることはないと結論づける。
痛みや苦しみが怖いのだからそれをなるべく回避するための方法を分かりやすく説いたのが「80歳の壁」かなと思った。
「認知症」もむやみに怖がる必要はないと言う。
そして興味深いなと思ったのは認知症には元々持っているその人の個性が強くでるということだ。
例えば他人に対して厳しい人なら物が無くなった時「人が盗ったのではないか」と相手を責めたりという症状になるらしい。
そうなると果たして自分は認知症になった時どんなタイプの症状になるのかと考えたりする。
認知症にしても人それぞれ症状が違うだろうが、多くの高齢の患者さんを診て来た和田秀樹さんの考察は信頼に値する。
ネガティブ志向の自分でもネガティブな中にポジティブさを忍ばせて、これから先の老化と向き合って行きたい。
今日は一日中曇りと雨で飛蚊症の自分にとって晴れの日よりも過ごしやすいはずがそうでもない。
目の中のゴミは行ったり来たりで相変わらずうざったい。
そんな目でも「80歳の壁」の活字は大きくて読みやすかった。
和田秀樹さんご自身もいろいろ病気を抱えていらして、本の中にご自身で薬を調整して体調改善を図ったりしている。
これは信憑性があってなるほどと思った。
薬を神格化せず、体調から薬を減らしたり服用を止めている。
勿論和田秀樹さんはお医者様だから出来ることではあるが、薬は日本の場合出し過ぎる傾向にあるのは確かだと思う。
結局のところ自分の体を守るのは自分という判断でしっかりと見極めることが大事なんだろう。
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