洗車してWBCに臨む

雑記ブログ

昨日は午後から車を洗った。

最近は500円でドライブスルー洗車をしていたから久しぶりに車に声掛けしながら手洗いした。

野球好きの友人が昨日の準決勝を見ながらいつもしない場所の片付けをして気持ちを落ち着けたと言っていた。

その話に触発されて思い立って洗車したのだが、今日はWBC決勝戦だから願掛けになるといいな。

準決勝は昨夜再放送があったらしいがそれも見ていない。

でも色々とニュースになった記事を見て最後の最後に波が最高潮になった様子を想像する。

今の日本で最高の嬉しい出来事。

今日も朝からテレビに釘付けの人が沢山いるんだろうな。

WBC

侍ジャパン優勝!おめでとうございます!

今日はいつも通り歩いて来て用事を足して、ギリギリ8回から決勝戦を見ることが出来た。

最後の優勝シーンを見ることが出来て感激だった。

本当に世界一になった侍ジャパン、にわか野球ファンでしかない自分でも鳥肌が立った。

今はミヤネ屋で侍ジャパンじゃなくてミニビッシュを何故か見ている。

出来れば本物を見たいが向こうは夜でスタジアムから引き上げる選手が乗り込むバス前からの中継シーンだ。

優勝が決まってすぐに友人にラインをして喜びを分かち合った。

本当に最近稀に見るいいニュースでもう戦争なんて止めてスポーツで勝負したらいいのに。

「警察庁長官を撃った男」

本を読み終えての感想は警察への不信感が増した。

政治にも不信感があるのと同時に警察というのも複雑な組織なんだなと思った。

何なら検察庁もおかしい。

オウム真理教への疑いから警察庁長官襲撃を初動捜査で見誤ったのは仕方ない。

だとしても真犯人と思わしき人物の供述が出て来たら途中で方向転換するべき。

トップに逆らうことの出来ない組織は捜査の方向性が違うと思っても従うしかないのだったら警察なんてないも同然。

警察庁長官を撃った男には犯人しか知り得ない『秘密の暴露』がいくつもあった。

こつこつと捜査を積み上げて事件の詳細を犯人である証明にしていく現場を上の人が一刀で無下にしてしまう。

現場の捜査にあたった人たちはきっと虚しさにかられると思う。

結局警察の発表ではオウム真理教が疑わしいが証拠などが不十分で立件出来ないまま時効を迎えたことになっているらしいが。

何にしろ真実が闇に葬られるのは恐ろしい。

犯人の不思議

中村泰(ひろし)という人物が警察庁長官を狙撃した人物と言われている。

今も存命なら92才か93才と高齢だ。

別の強盗事件で挙げられてどこかの刑務所にまだ収容されているのだろうか。

とにかくこの中村泰という人物は謎が多くて、地下に潜ってそれこそ地下活動に専心していた人らしい。

「警察庁長官を撃った男」の著者鹿島圭介さんはこの人物を何とか紐解こうと何度も刑務所に接見し、手紙でのやり取りが記されている。

それでも中村泰という人物は不可思議な人という印象だ。

写真もネット検索すると出てくるが気のせいかどこかで見たような、どこにでもあるような人相なのか不思議な感じがした。

以前に話題にでもなって写真を見ているのに自分が記憶していないのか?

思想とか信条というのはその人個人のものであってなかなか変えられないと思う。

中村泰という人はチェ・ゲバラに心酔していたようだし、革命的なことをしたいという気持ちがあったらしい。

五・一五事件に関して強い関心があり関係する組織にも少年の頃ではあるが加入していたと告白している。

自分には右派とか左派は未だに分からないが、中村泰は愛国心が強かったのかもしれない。

日本の甘さというか、拉致問題の対応の生ぬるさや、オウム真理教への対応のまずさにも憤りがあったようだ。

そんな日本の警察の甘さや不甲斐なさに喝を入れる覚悟で長官の狙撃を思い立つなら、狙撃後に事実を宣言するとか声明を出しそうだがそこは違っていた。

満州 柳条湖事件

中村泰は満州で過ごした時期があった。

父親が満鉄の社員だったそうで柳条湖事件も父親から話を聞いていたと中村泰自身が話している。

柳条湖事件は日本(関東軍)が仕掛けているが中国間での諍いになるように謀略を企んだ事件だった。

その謀略を真似て今回の警察庁長官狙撃の際、オウム真理教の仕業に見せかける細工を中村泰やその仲間は考えたようだ。

とにかく警察庁長官襲撃事件当時はオウム真理教の犯罪とその捜査が中心だった。

中村泰が満州で過ごしていたとは「満州」と聞いただけで何だか血が騒ぐ自分。

中村泰はジブリの「火垂るの墓」の主人公清太と同じ年になる。

戦争当時を経験している人が年々少なくなって行くが、中村泰は敗戦当時あの清太くらいの少年だったと思うと分かりやすい。

中村泰は頭もよく東大に入学し「ノーベル賞級の頭脳を持つ」と教授を言わしめたというから逸材の人物だったのだろう。

ただ頭脳が優秀でも思想が革命を目指すとなると考えさせられる。

中村泰はその優秀な頭脳でアメリカから拳銃を分解して密輸するなどして、大量の武器を地下活動の為に運んでいた。

活動資金も先物取引などで1億もの大金を稼ぐことが出来たというから優秀さはそんなところにも生きている。

偽造で身分証明書を作り幾人もの実在する人物になりすまし、自身は射撃訓練でスナイパーとしての力をつけるなど才能は地下活動の為に発揮された。

日本のためにもっといい方向でその類まれな才能を生かしてくれたら良かったのに。

1995年3月に警察庁長官襲撃事件が起きているからその時に中村泰は65才ということになる。

今の自分だって60代だけれど、襲撃者しかもスナイパーが65才というのは高齢に思えて捜査対象には考えられなかったかもしれない。

疑わしきは罰せずと言うが、中村泰に関しては綿密な捜査で確証に近い状況証拠や秘密の暴露があった。

多くの関係者が犯人を分かっていながら時効を迎えた事件だったとは知らなかった。

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