昨夜はランチ会の友人のお母さんのお通夜に参列して来た。
お経の後の法話は、せっかくならいい話を聞きたいと思って耳を傾けるが何も入って来なかった。
覚えている言葉は「御本尊」と「生老病死」だ。
去年というか数カ月前に友人のお父さんも亡くなられ、同じお坊さんの法話を聞いていた。
今回もお坊さんのお父さんの話があったから、先代のお坊さんの話はお決まりになっているのかもしれない。
話をするって難しいし、自分は思ったことしか言えないから余計な事は言いたくない。
それはともかくランチ会で一緒の友人たちと会場で合流したのだが、こういう時には友人たちの賑やかさに場が明るくなっていいのかもしれない。
お通夜の始まる前や終えた後は、そんな友人たちの親ごさんの話を聞いた。
ランチがあった日、解散してからある友人はお父さんが変調を来し、救急搬送され入院したという。
別の友人はランチ会の翌日に入院していたお母さんが退院すると聞いていた。
でも以前からの認知症が悪化してからの退院なので、介護認定を受けて今後をどうするか相談するようだ。
自分の親の闘病や葬儀の時期はコロナよりも前だったから、今の病院事情とは全く違っている。
コロナ前に自分の母親が入退院を繰り返したのと同じ病院に今回入院して退院したばかりの友人のお母さん。
話によると病院では最悪の扱いを受けたようで憤慨していた。
何というか病院の質が下がったのかなと首を傾げるくらい、色々聞いてると自分の母親が入院していた時と随分違う気がした。
退院したその病院には二度と世話にならないと怒っていた友人だった。
病院も問題だが介護施設も人手不足だとか質の低下だとか、施設自体の運営危機とかも全国的にはあるような話を聞く。
自分たちにどれだけ選択肢が残されるものなのか。
これから先を思う時いつかは動けなくなる日が来る。
嫌でも誰かのお世話になるけれど、出来るだけ元気でいなければと思ってもそれは誰しもが思うことで思うように行かないのも世の常だ。
お通夜だから1時間でほぼ終わり解散となったが、時間さえあれば話は続き介護に関する話題は尽きない雰囲気だった。
ティーバーで「坂上どうぶつ王国」
息子の仕事が休みなので朝から家事を終えて楽しみにしていた「坂上どうぶつ王国」をティーバーで視聴する。
何と言ってもchoy?さんが預かる人嫌い猫の合宿模様が楽しみだった。
人嫌いから少しずつ人馴れが進んで来て今回もほんの少しだけ接触出来たが、そんな喜びも束の間で体調を崩した猫を病院に連れて行く。
次週の放送もあるからか良い場面は小出しになる感じで、せっかく人馴れも病院へ通院でまた1からやり直しの人馴れ合宿になるらしい。
難しい猫の扱いに慣れているchoy?さんが手を傷だらけにして、焦らず地道に精魂こめて猫と信頼関係を築こうとしている。
嚙みつかれたりひっかかれたりする恐怖をこらえて指に餌をつけて近づけるchoy?さんだが、自分にはとても無理だ。
一方の猫も美味しい餌と思ってもトラウマがあるのか人間の手に恐怖感があって、なかなか食べようとする1歩が踏み出せない。
お互いが恐怖の中で向き合うけれど、この大きな山を克服した時を見るのが楽しみだから毎週見続けると思う。
お参りして立ち読み
今日の1日のお参りは息子も一緒に行き、帰りは本屋さんにも寄る。
買いたい本は見つからない自分だが、週刊誌は立ち読みした。
何も買わずに立ち読みすることに後ろめたさを感じながらも、やはり(せっかく来たからには読みたい)という気持ちが勝った。
週刊文春の林真理子さんのエッセイはSNSの怖さを実感したという内容だった。
フジテレビとはかつてキャンペーンキャラクターにまでなった縁がある林真理子さん。
確かココピーライターとしての実力が芽を出し「ルンルンを買っておうちに帰ろう」でブレイクした頃だと思う。
テレビ出演が増えて、「ひょうきん族」では山田邦子さんが林真理子さんのモノマネなんかもしていた。
外見を酷く叩かれたりもして、哀しい思いもあっただろうけどそれよりも時代に乗った勢いが林真理子さんにはあったと思う。
そんなフジテレビも日大の理事長となってから不正にまつわる記者会見では追及され、自宅まで執拗な取材攻勢にさらされたりもした。
フジテレビの今回の事態に林真理子さんは初めは(ザマアミロ!)と思ったそうで、そう思うのも当然の気持ちで正直だなと思った。
けれど次第に怖くなったとある。
あの記者会見を見て既視感に襲われたらしく、(記者会見を経験した)当事者にしかわからないとあった。
本当にその通りで記者会見なんて誰もがするんじゃなく、体験した人じゃないと分からないものだ。
そして憶測が一人歩きしてSNSでは真実はさておき発信したことが真実化していくみたいな事が怖いというような事が書いてあったと思う。
見たもの聞いたものを誰もが疑いもせず受け取って行くみたいな感じだろうか…。
なんというか、ものの味方とか捉え方に対して今の時代の危うさを感じている風に受け取った。
自分にも出来ているかは怪しいが、本であれば、行間を読むといった形にならないものを感じとる力をSNSは弱めるみたいなところがあるのかもしれない。
締めの言葉はSNSだけで大丈夫かと世の人に問うものだった。
とても大事なことを語っていたかもしれないけれど、何せ買わずに立ち読みでちゃんと林真理子さんの真意が理解できたかどうかだ。
でもSNS全盛のこの時代は確かに怖い気もするし、日本はどうなっていくのかという林真理子さんの不安に少しばかり同調する。
続いて週刊新潮の坂上忍さんの”スジ論”というコラム。
こちらは先週に続き火野正平さんの事だった。
プレイボーイと言われた事は本当だったらしく、女性に対して物凄く優しくテレることなく接していたらしい。
そうかそうかと読み終わり安心して本を置いた。
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